観光客が日帰りしてしまう“宿泊控え”が課題となっている熱海。
今、ある試みでそれを打破しようとしています。
1980年代を思わせるディスコイベントで、洋楽のヒット曲を中心に約350人が熱狂。
その舞台となったのは、1973年に開業した静岡・熱海市の老舗ホテル「ホテルニューアカオ」です。
絶景の中で食事を楽しめる豪華なレストランや、どこか懐かしいゲームセンターなど、昭和レトロを魅力とする古き良きホテルとして知られている一方、課題も。
ホテルニューアカオ・若林豪総支配人:
熱海は都心からアクセスもいい環境なので、夜の時間になるとどうしても閑散としてしまう。
2024年度には約622万人の観光客が訪れた熱海市。
日中は人でにぎわっていましたが、夜になると人はほとんどいなくなってしまいました。
観光客の半数近くが日帰り客。
アクセスの良さに加え、宿泊費の高騰などから宿泊控えが進んでいるといいます。
その“宿泊控えの解消”と、“ナイトタイムエコノミー(夜の経済活動)”の活性化、この2つを目的に開催されたのが、今回のディスコイベントです。
参加者が一体となったフロア。
熱気は収まる気配を見せません。
参加者は「熱海はメインで来たことはないんですけど、夜も気にしないで、部屋に帰るだけなので思いっきり楽しもうと」「結婚40年、記念のチークダンス初めて踊ります!18の頃にディスコに通い詰めて、50年ぶりに踊ってみました」「こういうイベントがあると、すごく活気があって来やすい」などと話していました。
懐かしさを感じる、いわゆるバブル世代もいる一方で、新鮮さを感じる若い世代の姿も。
参加者(30代):
初めて来たので、心臓がなくなるくらいにびっくり!ディスコに触れなかったのを楽しめるのは、めちゃめちゃいいサービス。
夜にしか体験できないコンテンツを作り、熱海の滞在時間そのものを延ばすこの取り組み。
今後について、ホテルニューアカオの若林豪総支配人は「ディスコのイベントに関しては、今後も定期的に行いたいと思う。夜のコンテンツ、ナイトタイムエコノミーを盛り上げて地域と連動していきたい。ホテルにお越しいただくたびにいろいろな楽しみ方ができる、そのようなホテルにしていきたい」と話しています。
