「Live News α」では今週、未来に向けたSDGsについてお伝えしています。
29日は、生成AIの進化が広げる新たな可能性。
障害のある人が、AIの力で新たな一歩を踏み出しています。
東京都内のとある一室。
視覚障害のある人たちが集まり、楽しんでいたのは、目が見えなくても楽しめるポーカーです。
実はこのゲーム、彼らが自分たちの手で開発したものです。
OpenAIが目指す“誰もが活躍できる社会作り”とは?
“全盲のeスポーツプレイヤー”として活躍する、NAOYAさんと真しろさん。
2人が今、共同開発しているのは、視覚障害のある人がスマホを使い“音声で楽しめる”オンラインポーカーゲームです。
目が見えなくても、自分の手札、場に出た共通のカード、誰の番か、そして勝敗まで、ゲームの進行に関わる全てをアプリが読み上げてくれます。
“音声で楽しめる”ポーカーを共同開発・真しろさん:
会社でポーカーがはやり始めて、話についていけないのが悔しすぎたので、“自分でポーカー作ってやる”と思った。
そんな思いから始まったゲーム開発。
その実現を後押ししたのが、OpenAIが手がける生成AIツールです。
真しろさんがChatGPTでポーカーのルールを学びながら、ゲームに必要な機能を整理。
NAOYAさんは、指示するだけでAIがプログラムの作成・修正を行う開発支援ツール(Codex)を使って実装しました。
“音声で楽しめる”ポーカーを共同開発・真しろさん:
(これまでは情報・実装が)遅れてしまい、話についていけず、どんどん孤立してしまう悪循環があった。
これまでは“ブームを共有したい”と思っても、「誰もが使えるバージョンの登場まで数年待っていた」という真しろさん。
しかし今では、「CodexやChatGPTを使うことで、はやりのディレイがあっても、それが1年(遅れ)だったのが半年…1カ月になるのは、話題についていきやすくなったという意味で、AIは使えるのかな」と話します。
生成AIの進化は“支援される側”から“技術を生み出す側”へ。
自分の可能性を広げる、新たな挑戦を手助けしていました。
AIが広げる可能性は、ゲーム開発だけではありません。
別の日、東京・六本木にNAOYAさんの姿がありました。
AI音声:
もし六本木のミッドタウンなら、近くにスタバとかタリーズがあるよ。さっと座りたい?それとも外歩くのもあり?
“音声で楽しめる”ポーカーを共同開発・NAOYAさん:
じゃあ外にしようかな。
仕事はもちろん、日常生活においても、行動するハードルが下がったといいます。
“音声で楽しめる”ポーカーを共同開発・NAOYAさん:
AIは“僕らの目”だと思っていて。AIができること=自分にもできることだと思う。すごい、できることの範囲が広がっていくというワクワクは常にあります。
障害の有無にかかわらず、誰もがAIの進化の恩恵を受けられる社会へ。
OpenAI JAPAN・瀬良和弘Developer Experience Engineer:
OpenAIのミッションは、AGI=汎用(はんよう)人工知能を全ての方に届けるために活動をしています。様々な状況、背景をお持ちの方も、あまねくAIの恩恵を受けられるよう、これからも活動を続けていきたい。何より重要なのは、全ての方が安心して使える。実際に生活の中であったり、その人たちがやりたいことにご支援できるところが大切だと思う。そういったことを大切にサービスを提供したい。
