ロシアで北海道新聞の記者がスパイ容疑で拘束された問題で、ロシア側が領事面会の実施に初めて言及し、日本との領事条約に基づき面会を認めたと述べました。
国営タス通信によりますと、ロシア外務省のルデンコ次官は10月28日、記者団に対し、「日本とは何年も前に締結した領事条約があり、それに基づいて領事面会が認められている」と述べ、26日に領事面会が行われたと説明しました。
その上で、記者について「刑事捜査が行われており、適用される条文がある」と強調しました。
FSB=ロシア連邦保安局は13日、記者が日本の情報機関の指示で、ロシアの防衛能力に関する情報を集めたなどとし、スパイ行為を定めた刑法276条に基づき、捜査を開始したと発表しました。記者はユジノサハリンスクで拘束された後、モスクワに移送され、現在も勾留が続いています。
在ロシア日本大使館によりますと、26日に拘束後初めて領事面会を実施し、記者の健康状態に問題がないことを確認したということです。27日には、武藤顕駐ロシア大使がルデンコ次官と会談し、記者の即時解放を改めて求めました。
