赤字が続くJR芸備線のあり方を議論する再構築協議会で、バス事業を恒久化した場合の経済効果がコストを上回ったことが示されました。
協議の対象となっているのは、赤字が深刻な庄原市の備後庄原駅から岡山県新見市の備中神代駅までのJR芸備線・約70キロです。
27日の協議会では、今年6月から先月まで実施された、バスによる実証事業の結果が報告されました。
結果を元にした試算では、バス事業を恒久化した場合のコストは初期費用を含み年間2億800万円で、経済効果は2億3500万円と、コストを上回るとしました。
一方で去年から実施していた鉄道の増便などによる実証事業については、恒久化した場合のコストが8億4500万円となるのに対し、経済効果は4億1200万円と、コストの半分程度にとどまるとの試算が示されました。
【広島県地域政策局 岡田浩二 局長】
「具体的な数字をもって明らかになったと受け止めている。経済的な波及効果だけではなくて、今回示された様々な比較検討の内容を評価したうえで、地域にとって持続可能な最適な交通網をどう選択していくかということの検討をこれからやっていく」
協議会は来月下旬に、芸備線の存廃について方針を示す骨子案を提示する予定で、来年3月に結論を出すとしています。
