10月25日に投開票を迎える新潟市長選挙。争点の一つ、地域活性化に向けた“街づくり”についてお伝えします。
〈新潟市長選挙 立候補者(届け出順)〉
無所属・新人 早武淳 候補
無所属・新人 青木学 候補
無所属・現職 中原八一 候補
■人口減少進む新潟市…“活力”どう生み出す?
本州日本海側唯一の政令指定都市である新潟市。経済活動の活発化や地域のにぎわい創出を目指す一方で人口減少が進み、街の活力をどう生み出していくかが問われています。
ただ、近年の新潟市内の地価の最高額の推移を見てみると、日本海側の拠点都市を目指してきたにも関わらず、近隣の地域と比べ停滞していることが分かります。
持続可能な都市づくりに向けて各候補は何を訴えるのでしょうか。
■無・現 中原候補「中心部のさらなる活性化へ」
【無・現 中原八一 候補】
「にいがた2kmにおいて、ビルの建て替えを促進し、そしてオフィスに補助金をしっかりつけて、これまで新潟県・新潟市と連携しながら魅力ある雇用をつくってまいりました」
現職の中原八一さんは、自身がこれまで取り組み「一定の成果が出た」と話す新潟駅から古町をつなぐ“にいがた2km”のエリアを鳥屋野潟南部周辺まで延長すると主張。また…
【無・現 中原八一 候補】
「新潟市が目指すアリーナは、プロのスポーツチームが迫力ある試合が見られたり、人気のあるアーティストのライブを直接間近で見られるような、多目的な複合施設というふうに考えている」
白山エリアには1万人規模のアリーナを新設するなど、新潟市中心部のさらなる活性化を図りたいとしています。
■無・新 青木候補「8区バランス良く発展を」
一方、こうした中心市街地への集中投資に意義を唱えるのが…
【無・新 青木学 候補】
「皆さんがこの地域産業や地域の事業こうしたものをどんどん伸ばしていける、そういうふうな市政へと大きく転換していきたいと思っている」
8期にわたり、市議会議員を務めた新人の青木学さんです。
【無・新 青木学 候補】
「にいがた2kmという限られたエリアへの税金の過度な偏重した集中投資ではなくて、8区の皆さんがバランス良く発展していける。そういう新しい新潟市を皆さんとともにつくっていきたい」
青木さんは中心市街地のみならず、各区それぞれの産業や事業に予算を投じることを重視。市内全域の均衡ある発展を目指したいと訴えます。
■無・新 早武候補「今ある文化や資源利用を」
【無・新 早武淳 候補】
「古町の魅力というのは独自の老舗だったり、個人でやっている店が集積している。あれはなかなかない。今あるものを組み合わせて最適なものに組み立てる、今まで言っていることの繰り返し」
同じく新人の早武淳さんは新たに大きな投資をするのではなく、今ある文化や資源を利用し、街の魅力向上を図りたいと強調。
【無・新 早武淳 候補】
「巨大な観光資源が眠ったままになっている日本三大花街の一つ古町。誰でもふらっと来やすくするとか、そこから始めたっていい。お金がかからない起爆剤になる」
特に歴史ある古町花街の魅力を生かし、県の内外の富裕層やインバウンド客をターゲットに観光客を呼び込み、街の活性化につなげていきたい考えです。
■活用?廃止?“旧西堀ローサ”めぐる各候補の主張
ただ、その古町エリアでいま課題となっているのが、地下施設『旧西堀ローサ』です。
ピーク時には年間50億円ほどの売り上げを記録するなど、にぎわいを見せていた西堀ローサは古町地区の衰退とともに経営が悪化し去年閉店。
現在は、市が提示した地下施設の活用パターンとそれに伴う費用の試算をもとに今後の活用に向けた議論が続けられています。
【無・現 中原八一 候補】
「国からの支援も求めているところなので、できるだけ負担を小さくしながら、市民の皆さんに喜ばれるような活用方法を今年度最終的にとりまとめることができればと思う」
中原さんは公共利用を軸に商業面での活用も視野に入れるとしていますが…
【無・新 青木学 候補】
「現状のまま使わない、封鎖をするということも全く選択肢としてはないわけではない。そこは国とも協議が必要になってくるが、そういう選択肢も私は含めて考えていきたいなと思っている」
青木さんはこう話した上で、まずは地上の古町を元気にすることが重要だと話します。
一方の早武さんは…
【無・新 早武淳 候補】
「廃止。活用なんか一切しなくていい。前から繰り返し言っているが、古町を昼間の商業集積地とするのはマーケティング上無理。そんなところに無駄な金を使わないでほしい」
商業的な利用は難しいと主張。再活用には慎重な姿勢を示しています。
課題と向き合いながら地域の活力をいかに生み出し、街の未来をどう描いていくのか。
新たな市政の舵取り役を決める新潟市長選挙は10月25日投開票です。
