10月23日から北海道で開催されるフィギュアスケートの全国大会に米子市の中学1年生、奥岩紗來選手が出場します。
スケートリンクがない鳥取県から練習環境の確保に苦心しながらつかんだ全国大会です。
奥岩紗來さん、米子市の箕蚊屋中学校の1年生、身長142センチと小柄ながらリンクを広く使うダイナミックな演技が持ち味です。
9月、岡山県で開かれた『中四国九州フィギュアスケート選手権』で上位に入り、23日から札幌市で始まる全日本ノービス選手権の出場権を手にしました。
奥岩紗來さん:
ただいま~。
午後2時半、紗來さんが学校から帰ってきました。
この日の練習は夕方から。
帰宅すると、まず取り掛かったのは…。
Q.今から何するの?
奥岩紗來さん:
数学の勉強。
コーチでもある母・加奈子さんが見守るなか、小学4年の妹、凛乃さんといっしょに勉強します。
奥岩紗來さん:
え、それずっと「井」?
奥岩凛乃さん:
そうだよ、ずっと井、井、井。
凛乃さんは宿題、紗來さんはテスト勉強。
仲良し姉妹です。
Q.お姉ちゃんのどこがすごい?
奥岩凛乃さん:
ダブルアクセルがきれいなところ。
そして、午後4時半…。
Q.今からどこいくの?
奥岩紗來さん:
今から出雲までスケート練習しに行きます。
日ごろ練習しているのは、出雲市・湖遊館のリンク。
米子市の自宅から車で約1時間の道のりを母、加奈子さんが送っています。
母・加奈子さん:
ずっとこういう生活です。夏は岡山、冬は湖遊館。大変です。
かつて鳥取市と米子市にあった2つの施設が閉鎖され、ここ20年、鳥取県はスケートリンクの「空白県」になっています。
このため、紗來さんは最も近い出雲市の湖遊館までほぼ毎日通い練習していますが、それができるのは冬場だけ。
6月から9月までは営業しないため、1年を通じて練習するため、週末ごとに車で2時間ほどかけて岡山市や倉敷市のリンクに通っています。
移動中の車内では、勉強の続き。
そして、おにぎりで晩ごはん。
時間を有効活用しています。
Q.毎日移動大変じゃない?
奥岩紗來さん:
無問題。
午後5時半、湖遊館に到着しました。
奥岩紗來さん:
スケート靴を履くと頑張れる。
紗來さんは、このリンクを拠点に活動する「やくもフィギュアスケートクラブ」に所属。
山陰両県の小学3年生から高校生まで15人ほどのメンバーと練習に励んでいます。
そのひとりが、小学6年の小林歓大選手。
紗來さんとともに23日からの全国大会に出場します。
リンクに入ると、母からコーチの顔に。
メンバーのプログラムを一人一人確認、アドバイスを送りました。
紗來さんも音楽に合わせ、ジャンプやスピンを織り交ぜた演技を披露。
大会本番に向け、滑りをチェックしました。
小林歓大さん:
海賊がモチーフの曲なので激しかったり、もっとかっこいい演技でしっかりとノーミスをしていきたい。
奥岩紗來さん:
今自己ベストが61.25で、3回転も練習しているので、降りれるように70点台に近づけたいです。
日本スケートインストラクター協会・奥岩加奈子さん:
本人たちが納得できる、気持ちよく滑れたと終わって出てきてくれるのが一番嬉しいかなと思いますし、全国から上手な選手たちが沢山集まってくるので学べるところは学んで、こちらに持ち帰って次の目標を持って頑張ってほしい。
『全日本フィギュアスケートノービス選手権大会』は10月23日から10月25日まで北海道・札幌市で開催。
「リンク空白県」から全国の舞台に挑む紗來さんの活躍に期待です。
