自動車や半導体などの製造に欠かせないレアアース(希土類)のイットリウムについて、木原官房長官は22日午後の記者会見で「枯渇するという事実はない」と強調しました。
一部報道機関が「日本のイットリウム備蓄は間もなく底を突き、あと数カ月しか持たない。日本はアメリカに支援を要請し、中国に対し関連する輸出規制の緩和を求めている」などと報じていました。
報道内容の事実関係を問われた木原長官は「我が国においてイットリウムが枯渇するという事実はない。これだけは言っておく」と強く否定しました。
木原長官は「イットリウムを含むレアアースの安定供給の確保は、日本の企業活動や経済安全保障の観点から重要な課題だ」との認識を示した上で、「中国によるレアアースを含む重要鉱物の輸出管理は、日本を含むグローバルな産業に影響を与えている」と指摘しました。
そして「普段からアメリカや同志国と連携し、中国への申し入れや、供給源の多角化など強靭なサプライチェーンの構築に向けた政策に取り組んでいる」とした上で、「引き続き日本企業や産業に与える影響を注視し、適切な対応を行っていく」と強調しました。
中国は日本に対してレアアースなどの輸出規制をしていることを認めており、その目的を「日本の再軍事化と核保有の企図を阻止するため」(中国外務省報道官)などとしている。
