定例記者会見で「人殺し」と発言するなどして知事の名誉を傷つけたとして、兵庫県の斎藤元彦知事が刑事告訴していた男性記者らが書類送検されました。
これを受けて斎藤知事はきょう=22日の定例記者会見で「ご指摘いただいた件は、この場でお伝えしたことの繰り返しだが、個人的なことなので、必要であれば弁護士を通じて確認してほしい」とコメントしました。
警察は刑事告訴された事案について、どの事案でも捜査結果を検察庁に送り、その後、検察庁が起訴するかどうかを判断します。
この男性記者について兵庫県は今月、「社会通念上不適切な発言があり、円滑な会見運営が困難だ」などとして、知事の記者会見への出席を拒否しています。
■告発文書作成した元県民局長巡り知事が「懲戒処分受け入れた」に「人殺し」などとフリー記者が反論
斎藤知事は自身について告発した文書の問題に関連し、ことし5月の定例会見で、告発文書の作成後に死亡した元県民局長を懲戒処分したことについて、「最終的にご本人もそれを受け入れた」と発言。
斎藤知事はことし6月の会見でも「結果として受け入れられた」と繰り返し発言しました。
これに対して、会見に出席していたフリーランスの男性記者が、「(元県民局長は)死んだやんけ、死んだから(不服申し立てが)できんかったんやろ、人の死を愚弄するな」「人殺しやんけお前は」などと発言しました。
■男性記者のほかSNS投稿した2人が書類送検
この発言を受けて斎藤知事は、この男性記者のほか、SNSなどで「人殺し」と投稿した男性2人も含めたあわせて3人を、名誉毀損の疑いで刑事告訴。
警察は捜査を行い、先月14日付で書類送検しました。起訴するかどうか、検察が判断をすることになります。
男性記者は、「正当な論評であり、名誉毀損には当たらない」とコメントしています。
現時点で起訴するかどうかの判断は出ていません。
この男性記者について兵庫県は今月、「社会通念上不適切な発言があり、円滑な会見運営が困難だ」などとして、共催する記者クラブの決定を覆す形で、知事の会見への参加を拒否しています。
