20日午前11時ごろ、神奈川・箱根町の大涌谷で、横殴りの雨が観光客を直撃していました。
傘が変形するほどの強風に見舞われ、多くの観光客が屋根のある場所に避難していました。
台風30号の進路に変化が。
再び本州に接近する恐れが出てきました。
20日朝の静岡・浜松市は、道路をたたきつける激しい雨で、白くかすんだ状態に。
車はヘッドライトをつけて走行していました。
市内では道路の冠水も発生。
車が通るたびに茶色く濁った水が波を打っていました。
静岡・掛川市の住宅街でも土砂降りの雨が降り、雨どいからは大量の水が流れ落ちていました。
静岡・熱海市でも横殴りの雨が道路を走るように降り注いでいました。
激しい雨は北陸地方でも。
富山市では時折吹く強い風に雨があおられ、木々も大きく揺れていました。
市街地の道路では車が水しぶきを上げて走行。
大雨の中、ずぶぬれになりながら自転車をこいでいました。
人気温泉地の箱根町では、吹き荒れる雨風に、観光客たちは慌てて建物に避難していました。
観光客:
(傘)させない。風のところでわあーって。全然役に立たない。(Q. まっすぐ歩けた?)歩けない。よろけちゃう感じ。このあと高原のところに行こうかと思ったが、予定変えないといけないかも。
立っていられないほどの雨風に、フランスから来た外国人観光客は「楽しい。初めてこんな風を感じた。とても強い」と話します。
普段なら、大涌谷から富士山の山々の岩肌などが望めますが、真っ白な状態で全く見ることができません。
京都からの観光客:
ロープウェーとか船とか乗る予定だったが止まっちゃって。逆にこういう景色はレアだと自分の中に思うようにして残り楽しみたい。
強い雨風により、観光客の足にもなっているロープウェーは一時、運転ができない状況に。
芦ノ湖の「箱根海賊船」も運転見合わせとなりました。
激しい雨は栃木・日光市や近畿地方などにも及んでいます。
現在、大型で非常に強い台風30号は、再び猛烈な勢力に発達し、23日から24日にかけて沖縄の石垣島などに接近する見込みです。
当初はその後、中国大陸へ進むと予想されていましたが、世界各国の気象機関による今後の進路を想定した計算では、進路が「くの字」に急カーブして列島に接近する恐れが高まっています。
影響が心配されるのが、豪雨による被害の爪痕が残る千葉県です。
茂原市の茂原公園は、入り口にテープが張られていて中に入れません。
「立ち入り禁止」と書かれています。
9月の台風25号の影響で、公園では複数箇所で土砂崩れが発生しました。
爪痕が残されたままで危険な箇所も多い園内。
現在も復旧作業が続けられていました。
近隣住民からは「片付けるだけでも市も目いっぱいで、補修まではいってない。ただ崩れて片付けてそのままって感じ。30号が来て、この前のような大雨がまた降ると心配」という声が聞かれました。
「イット!」の取材に茂原公園は、「次の台風に備え、立ち入り禁止の対策をしている」としたうえで、開園については「安全確保を最重要と考え判断をしていく」とコメントしています。
今回の台風30号への警戒について、矢澤気象予報士は「台風の進路の予想が若干東にずれてきている傾向がある。このままさらに東へずれると、より日本列島への影響も大きくなると考えられる。瞬間的には45メートルくらいの強い風が吹く恐れもある。走行中のトラックが横転したり、工事現場の足場が崩落する恐れも」と話します。
また、「今回注意が必要なのが、前線が台風によってパワーアップされて大雨をもたらす。広範囲で大雨が長期化する恐れがある。これに加え、台風がその後やってくるとなると、一段と雨も多くなるので土砂災害などのリスクも高くなる」と、大雨が長期化する恐れがあると指摘します。
21日も日本海側を中心に警報級の大雨に厳重な警戒が必要です。
