長野県が募集した「信濃の国」のオリジナル歌詞。400を超える応募の中から選ばれた受賞8作品が高校生たちの歌声に乗せて披露されました。郷土への思いや、ユーモアが詰まった作品です。
■県歌「信濃の国」オリジナル歌詞
ステージに並んだ生徒たちが歌うのは―。
♪「信濃の春は 高遠に〜」
ほかにも―。
♪「牛にひかれて善光寺〜」
これは長野県誕生150周年を記念して募集した、県歌「信濃の国」のオリジナル歌詞です。
受賞作品が決まり、9月23日、小諸義塾高校音楽科の生徒たちが実際に歌って披露しました。
■ユニーク賞は「肉」がテーマ
ユニーク賞に選ばれたのは、「肉」をテーマにした作品でした。
(ユニーク賞/おいでよ長野 10周年さん)
♪「信濃の肉は ジューシーだに〜りんご和牛や 信州ポーク 基準を満たした プレミアム 飯田焼肉 山賊焼き 美味だれ焼き鳥 福味鶏 馬肉にラムジン サフォークも 猪鹿熊雉(いのしかくまきじ)ジビエあり あるをつくした 肉の国〜♪」
聞いた人:
「お肉のとか面白かったですね。各地区のお肉の名物が出ていたりとか、すごく楽しい、ユーモア賞という感じがした」
■400超の応募「反響すさまじい」
2026年は長野県誕生から150周年です。8月に行われた記念式典で、最後に県内4会場を結び歌ったのは―。
♪「しーなーのーの くーにはー」
県歌「信濃の国」の大合唱でした。
多くの県民に愛される「信濃の国」。150周年記念で県がオリジナル歌詞を募集したところ、約4カ月の間に400を超える歌詞が集まりました。
県 県民政策課・小池貴浩課長:
「その数字だけでも反響はすさまじいなと思っています。それぞれ皆さんごとに個性を発揮されてこの歌に親しんでいただけて、うれしく思っています」
■もう1つのユーモア賞は方言「あるある」
力作ぞろいの中から県は8月、「郷土愛」「新時代」「アイデア」「ユーモア」の4つの賞で、それぞれ2作品を選びました。
その歌を披露する場所として選んだのが、軽井沢町の大賀ホール。歌うのは、高い歌唱力をもつ小諸義塾高校音楽科の生徒たちです。
ユーモア賞のもう1作品は「言葉」をテーマにしました。
(ユーモア賞/とし・いとうさん)
♪「信濃のことば おもしいな 飲まずと言って 酒を飲む もげえ、も〜らし〜 おやげねえ 行くらぁ、行くずら 行くだらず」
思わず「あるある」とうなずいてしまうような方言をまとめています。
(ユーモア賞/とし・いとうさん)
♪「北と南が 広すぎて とびっくらで 空をとぶ ずくがあふれる 信濃国(しなのくに)」
■郷土愛賞や新時代賞も
「郷土愛賞」に選ばれた作品は、各地の伝統の祭りをテーマにしました。
(郷土愛賞/小禄二太郎(おろくにたろう)さん)
♪「木遣り唄聞く 御柱 お練りの獅子舞 太鼓打ち 湯気が空舞う 霜月や 焔天衝く道祖神 びんずる松ぼん 賑わいに 老いも若きも 手を取らん」
ほかにも新時代賞に選ばれた作品は長野の「春夏秋冬」を各地の情景を織り交ぜて歌詞にしました。
(新時代賞/伊藤千晃さん)
♪「安曇野風に 早春賦 布引観音 花仰ぐ 戸隠の森 静けさに」
■歌い終えた高校生たちの感想
生徒たちが歌った受賞8作品の歌は、県の公式YouTubeで近日中に公開予定。また佳作を含めた受賞作品の歌詞は県のホームページで公開されています。
軽井沢町から:
「けっこう笑えたな。『おやげねえ』とか『ずくがあふれる』とか、あー、こっちらしいなと」
真剣な表情で歌を披露した生徒たちは―。
小諸義塾高校・権守颯真さん(1年):
「方言の話が面白かったし、ニコニコしている観客もいて楽しかったです、歌っていて」
小諸義塾高校・原埜々花さん(2年):
「お肉が好きなので、『信濃の肉はジューシーだに〜』というのがお気に入りです」
■県の担当者「完成度が上がった」
県 県民政策課・小池貴浩課長:
「小諸義塾高校の皆さんの歌声に乗せると、完成度がまた一段上がったなという感じ。長野県って非常に地域性があっていろんな個性があるところですので、信濃の国で心を一つにしながらも、それぞれの地域の個性を生かしながら、未来に向けて歩んでいけたらいいなと思っています」
(郷土愛賞/まととチャンさん)
♪「お互い協力 一つへと 明日に希望を 長野県」
