剣道で新潟県内トップクラスの実力を持つ小学生兄妹が新潟県上越市で鍛錬を積んでいる。“最強の家族”のサポートを受けて目指すは日本一だ。
実力は県内トップクラス!“剣道”に打ち込む小学生きょうだい
子どもたちの元気な声が響く上越市の浦川原修錬館道場。
ここで練習しているのが、小学3年生の兄・井部絢登さん(8)と、小学1年生の妹・冴香さん(7)。
剣道の魅力について妹・冴香さんは「打った時」と話し、兄・絢登さんは「すごく良いところを打てた時が一番うれしい」と笑顔で答えた。
絢登さんは26年6月に開催された県大会・小学3年生の部で優勝。冴香さんは同じ大会の小学1年生の部で準優勝を果たした。

「うれしかった」と話す妹・冴香さんと「気持ちいい出鼻面を打てたので、良い形で終われた」という絢登さん。
2人の表情には達成感があふれていた。
母・燈さんは現役剣道選手!国民スポーツの県代表に
攻めながら相手を崩して技が決められる強みを毎日の練習で磨く2人。ただ、切磋琢磨して成長するのは2人だけでない。
「子どもが頑張っているから、私ももっと頑張って結果を残したい」こう話すのは母の燈さん。現役で剣道に励む選手だ。
燈さんは26年6月の国民スポーツ大会・新潟県予選30代の部で優勝を果たし、一般女子団体の県代表に選ばれた実力者だ。

絢登さんと冴香さんは強い母に精神力を鍛えられている。
指導するのは夫・貴裕さん「ケンカ中の練習は気をつけたい」
剣道に向き合う姿勢を伝えるために鍛錬を重ねる母・燈さん。その激しい攻撃を受け続けているのは夫の貴裕さんだ。
「今は子どもたちの練習前に夫婦で練習をしている」
実は貴裕さんも高校時代は北信越大会優勝、大学でも全国大会に出場するほどの腕前で燈さんの良き指導者。
平日はほぼ毎日、午後6時すぎから夫婦で練習に励んでいる。

燈さんとの練習は、一つ一つの動作を確認しながら激しくぶつかる。面の奥に見える夫婦の表情は道場でしかみせないものである。
容赦なく打ち合う2人に記者はここで素朴な疑問が生まれた。「ケンカにはならないのか?」

笑い飛ばした後に「ケンカにはならないが、ケンカの延長で練習することはある」と赤裸々に話す貴裕さんに対し、「力任せや気持ちでいくと私の場合はうまくいかないので、ケンカ中の練習は気をつけたいところだけど、どうしても気持ちが前に出てしまうことがあるので、まだ練習が必要」と、すべては剣道につながっているという燈さん。
“剣道一家”それぞれの目標は?
夫婦の練習が終わると、絢登さん・冴香さんを指導。平日はほぼ毎日続き、週末は大会や遠征をこなしている。

家族4人で成長を続ける剣道一家の目標を聞いた。
妹の冴香さんは「新潟県で1位になりたい」と県大会のリベンジを誓い、兄・絢登さんは「日本一になりたい」と力強く語った。

多くの期待を背負う母・燈さんは「全日本選手権に出場していつも支えてくれる家族に、あの舞台で自分の試合を見てもらうことが目標」と意気込み、家族を支える父・貴裕さんは「できるサポートはしたいし、先生や先輩から色んな声をかけてもらっているので、家族にはそこに恩返しをしてほしい」とエールを送った。
剣道を愛する井部ファミリーの活躍に注目だ。

