加熱直後の布巾は高温になっていることがあります。十分に冷めてから取り出してください。
また、布巾の水分が少なすぎたり、加熱しすぎたりすると、焦げや発煙などにつながるおそれがあります。
乾いた布巾や耐熱温度の低いマイクロファイバー製の布巾は、加熱しないでください。
庫内の塗装やコーティングを傷めないことも大切です。汚れが落ちないからといって、硬いスポンジやメラミンスポンジで強くこするのは避けましょう。
いちばんラクなのは汚れをためないこと
ここまで掃除方法をご紹介してきましたが、私がいちばんおすすめしたいのは、「汚れをためないこと」です。
電子レンジに飛び散った食品は、汚れた直後なら水で湿らせた布巾だけでも簡単に落とせることがあります。
毎回、重曹水を用意して掃除する必要はありません。
電子レンジを使った後、汚れに気付いたら、庫内が安全な温度に下がってからサッと拭く。たったそれだけでも、後から大がかりな掃除をする手間を減らすことができます。
掃除をラクにするために大切なのは、強い洗剤を使うことでも、力いっぱいこすることでもありません。
汚れの性質を知り、落としやすい方法を選ぶこと。そして、汚れが軽いうちに取り除くことです。
毎日の家事にかける時間を少しでも減らすために、ぜひ取り入れてみてください。
本橋ひろえ(もとはし・ひろえ)
北里大学衛生学部化学科(現・理学部化学科)卒業後、化学薬品企業に就職し、化学事業部にて水処理事業、化学薬品販売、合成洗剤製造などを担当。結婚を機に退職し、専業主婦として家事を担当。自身と子どものアトピー体質をきっかけに、掃除や洗濯、洗剤を科学的に解説する「ナチュラルクリーニング講座」をスタート。

