洗いにくく落としにくい電子レンジの油汚れは、実は「重曹水」を使えば簡単に落とせるといいます。
自然界にある安全な素材を使った掃除術「ナチュラルクリーニング」の専門家・本橋ひろえさんに、「重曹水」と「蒸気」の力を利用して電子レンジを手軽に掃除する方法を教えてもらいます。
文・写真=本橋ひろえ
電子レンジの中で「ボン!」と音がしたら…
夕食の準備中、作りおきしておいたカレーを電子レンジで温めていたら、突然「ボン!」という音が。慌てて扉を開けると、ラップに穴があいて、レンジの中にカレーが飛び散っている…。
そんな経験はありませんか?
ようやく夕食の準備が終わると思ったのに、余計な掃除が増えてしまう。忙しいときほど、こういうことが起こる気がします。
電子レンジは毎日のように使う家電ですが、意外と掃除を忘れがちな場所です。
シンクのように水でジャブジャブ洗い流すこともできません。食事したあとに、汚れを拭き取って、水拭きして、さらに乾拭きして…となると、つい後回しにしたくなります。
でも、飛び散った食品や油をそのままにしておくと、次に使ったときの熱で汚れが焦げつき、ますます落としにくくなってしまいます。
そこで今回は、「重曹水」と「蒸気」を利用して、電子レンジの汚れをラクに落とす方法をご紹介します。
電子レンジの油汚れには重曹水がおすすめ
電子レンジの庫内につく汚れは、食品の飛び散りだけではありません。
カレーや肉料理、揚げ物などを温めたときには、食品に含まれる油分も庫内に付着します。
こうした油分を含む汚れに役立つのが、弱アルカリ性の重曹水です。重曹は、水に溶かすと弱アルカリ性になり、油脂を含む汚れを落としやすくする働きがあります。
食用にも使われる重曹なら、食品を温めるレンジの掃除に使っても安心です。以前の記事では重曹水の正しい作り方をご紹介しましたが、今回も同じ配合を使います。
▶詳しく読む「重曹を使った掃除は本当に安全?汚れはしっかり落とせる?時短掃除につながる正しい使い方と「重曹水」の作り方を専門家が解説」
40℃程度のお湯1カップ(200mL)に、重曹小さじ1/2を溶かすだけ。この薄い重曹水でも、日常的な軽い油汚れには十分に対応できます。
重曹水は濃くすればするほど洗浄力が上がるわけではありません。
むしろ濃すぎると、拭いた場所に重曹が白く残り、その跡を落とすために余計な水拭きが必要になることもあります。
必要最小限の重曹を使うことが、掃除の手間を減らすポイントです。
ただし、電子レンジの機種によっては重曹の使用が禁止されています。庫内の塗装や部品を傷める可能性があるため、必ず取扱説明書を確認してから使ってください。
重曹水を含ませた布巾で蒸気を利用する
電子レンジでの重曹使用と濡れ布巾の加熱が認められている機種なら、蒸気を利用した掃除方法があります。

