「重曹を使えば子どもがいる家庭でも安心して掃除ができる」と聞いてやってみたら、汚れが全然落ちなかった…。
そんな経験のある方は、もしかすると重曹の使い方を間違っているかもしれません。
そもそも本当に重曹は安全なの?汚れをきれいに落とすにはどうやって使えばいいの?
自然界にある安全な素材を使った掃除術「ナチュラルクリーニング」の専門家・本橋ひろえさんに、重曹の正しい使い方や時短掃除に役立つ「重曹水」の作り方などを教えてもらいます。
文・写真=本橋ひろえ
重曹を使っているのに汚れが落ちない?
「重曹は掃除に使える」、「ナチュラルクリーニングといえば重曹」。そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。スーパーや100円ショップでも簡単に手に入り、家庭に常備している方も多いと思います。
ところが、重曹を使って掃除をしているのに、思ったほど汚れが落ちなかったという声もよく耳にします。
実は、重曹の性質を知らずに使っていると、せっかくの洗浄効果を十分に生かせないことがあるのです。
例えば、よく「重曹の粉を汚れに振りかけて、そのまま放置する」という方法で掃除される方がいますが、これでは期待するほどの効果が得られません。
また、「重曹とクエン酸を混ぜて泡立てる掃除方法」も人気ですが、あの泡の正体は二酸化炭素です。泡立つこと自体で洗浄力が高くなるわけではありません。
重曹は万能洗剤ではありませんが、性質を理解して正しく使えば、毎日の掃除をラクにしてくれる頼もしい存在です。
重曹は「粉末」と「水溶液(重曹水)」で働きが違う
重曹の正式名称は「炭酸水素ナトリウム」です。
重曹には大きく分けて2つの使い方があります。

