気象防災情報やクマの出没情報などをメールなどで一斉に送信するサービスを運営するIT関連会社が不正アクセスを受けた問題で、石川県内では金沢市・能登町・中能登町・能美市の2市2町が現在、影響を受けていることが分かりました。
不正アクセスを受けたのは、大阪府箕面市に本社のあるIT関連企業「アルカディア」です。今月11日に不正アクセスがあり、約313万件のメールアドレスなどが流出した可能性があるということです。
アルカディアのサービスは、自治体の代わりに防災情報や気象情報などを住民に配信するものです。全国で約800の自治体が登録しています。
石川テレビが各自治体に確認したところ、県内では石川県・金沢市・能登町・志賀町・中能登町・能美市・白山市が、アルカディアと何らかの形で契約を結んでいることが分かりました。
このうち、金沢市・中能登町・能美市は一斉メールの配信を停止。能登町は公式LINEでの気象防災情報の配信が停止となっています。
石川県は、災害時などに職員の非常招集をかける際の一斉メールシステムでアルカディアを使っていて、現在は手動に切り替えたということです。
金沢市は気象情報やクマの出没情報などでシステムを使っていて、13日午前に連絡があったということです。また職員の安否確認などにもこのシステムを使っているという事です。どれくらいの数が登録されていたかなどについては現在、調査中だという事です。
能登町では職員の安否確認メールと、公式LINEへの気象防災情報の自動配信に使っていて14日になって連絡が来たと言うことです。町では気象情報や防災情報については気象庁のホームページやテレビ・ラジオなどで確認するよう呼びかけています。
志賀町はアルカディアのシステムを使用していますが、今回不正アクセスを受けたサーバーとは別のサーバーだったことから、運用停止には至っていないということです。ただ、メールアドレスなどが不正アクセスによって漏えいした可能性があるとして、アルカディア側に詳細な調査を求めているということです。
能美市も同様に別のサーバーだったため、当初はメール配信が止まっていませんでした。しかし個人情報が漏えいした可能性があることから、一時停止する作業を行っているということです。
能美市によりますと、このシステムには市の職員を含めて1,286件が登録されており、登録した市民の氏名・メールアドレス・住んでいる町会や町内会名・性別・誕生年月が含まれているということです。能美市もアルカディア側に、被害拡大の防止と原因の究明を求めているということです。
白山市は、災害が発生した際に防災行政無線・メール・LINE・市のホームページなどへ一斉配信するサービスにアルカディアを使っていますが、個人情報などは含まれていないと説明しています。
