秋晴れとなった13日の富山県内。富山県氷見市では、特産のハトムギの収穫が最盛期を迎えています。しかし、先月の長雨や豪雨の影響で、収穫量は例年より2割ほど減少すると見られています。
氷見市のほ場ではハトムギが茶褐色に色づき、13日は青空のもと、コンバインを使って次々と刈りとられ、収穫の最盛期を迎えています。
しかし、案内してくれた農協関係者の表情は冴えません。
*JAアグリひみ 小坪勝之さん
「今年は収穫量はかなり落ちると思う。稲積地区は氷見で一番収穫量があるところ。でも、今の刈り取り現状をみていると(例年より)2割ほど落ちる」
先月の長雨でハトムギが倒れるなどして水に浸かったため、ほ場ではこんな被害が見られました。
*リポート
「今年は長雨の影響で本来ならハトムギの実が茶褐色になりますが、白色のままになっているものもあります」
一方、ハトムギの里として知られる中山間地域の細越地区では、さらに深刻な被害が出ています。
先月27日の豪雨で谷間では数十か所でがけ崩れが発生し、ハトムギのほ場の約3分の2が被害を受けました。
*細越の郷営農組合 代表 山上正隆さん
「(今年は)大豊作の予想は立てていたけれど、27日から一変して…」
いまも水が引かず、ぬかるんでいる所もあり、コンバインが入れない場所では手作業による収穫も困難となっています。
*細越の郷営農組合 代表 山上正隆さん
「水気含んでいて」
Q豪雨から一か月以上経つのに?
「(水)残っている。よろけて80代のおばあちゃんたちは仕事ならない」
細越地区の生産者は11人で、平均年齢は65歳以上と高齢化が進む中、今回の被害が大きな痛手となっています。
*細越の郷営農組合 代表 山上正隆さん
「だからみんな去年(日照り・水不足)でとれなくて、今年もだめで高齢者ばっかりだから生産意欲がなくなってやめたいねという人が何人か出て来ている」
ハトムギの収穫作業は今月末まで行われる予定ですが、今年の出荷量は例年より2割少ない50トンにとどまると見られています。
