台風19号による千曲川の堤防決壊から10月13日で7年。大きな被害が出た長野市長沼地区と豊野地区では、住民たちが黙とうを捧げ、犠牲者を追悼するとともに、防災への思いを新たにしました。
長野市内各地で捧げられた黙とう。
台風19号による千曲川の堤防決壊から10月13日で7年です。
2019年10月13日未明、台風19号による大雨で千曲川が増水し長野市穂保の堤防が決壊。
一帯は広い範囲で浸水。
長野市内では災害関連死16人を含む18人が犠牲となり、住宅4000棟以上が被害を受けました。
あの日から7年。
地区の中に災害の爪痕は残っていません。
決壊場所周辺の堤防は「粘り強い堤防」の整備が完了し、近くでは、防災の拠点となる河川砂防ステーションの建設にむけた工事が進められています。
長野市長沼地区住民自治協議会・小山田昌秀会長:
「長いようで早かった7年間。災害があって加速度的に(人口が)減ってきちゃって、コミュニティーが希薄になってきちゃったところはありますが、残っている住民皆さんが同じところを向いていますので、コミュニティー(の維持を)長沼地区として続けていきたい」
長沼地区では、10月12日、災害を忘れず、防災意識を高めていこうと、住民自治協議会主催の「復興のつどい」が開かれました。
講師として招かれたのは、防災士の資格を持つ長野市復興対策室の小池啓道さんです。
台風災害では、最大約400人が身を寄せた豊野西小学校の避難所の運営に携わりました。
国内で地震や水害などが相次ぐ中、改めて日ごろからの備えの大切さを訴えました。
長野市復興対策室・小池啓道さん:
「災害についてよく知ること、影響を受けるものごとについて、よく知っておくこと。それらの知識を生かすこと。どこでどんな災害が起こるかわからないけど、やらなければならない時があるかもしれない。そういう時は協力し合って、ぜひやってほしい」
また、災害時の自分の行動計画を事前にまとめる「マイタイムライン」についてのワークショップも開かれました。
参加者した住民:
「何もなかった地域よりは、(防災)意識あると思うので、次の世代も含めて、継続していかなくてはいけないなと思う」
