取材班が目撃したのは、見慣れない紫色の食べ物を口にする女性たちの姿でした。
紫色のスイーツを食べる客:
抹茶の次にはやると聞いて、食べてみようと思った。
東京・新大久保にあるカフェ「Studio Cafe MARU」で、訪れた客が食べていたのは紫色のチーズケーキ。
さらに、紫色のラテも。
これは一体何なのでしょうか。
紫色のスイーツを食べる客:
(Q. 何を食べている?)ウベのチーズケーキです。
鮮やかな紫色の正体は“ウベ”。
フィリピン原産のヤマイモの一種で、ムラサキイモよりも甘さが優しいのが特徴。
ジャムに使用されるなど、フィリピン料理に欠かせない食材です。
さらに、このウベは豊富な食物繊維を含み、ヘルシーフードとしても注目されています。
ウベスイーツを食べていた客は、「おいものほんのりとした香り。甘み控えめでおいしい」「おいもという感じではないが、口当たりもよくて食べやすい」などと話します。
ウベのもう1つの魅力が、そのかわいい見た目。
“SNS映えするスイーツ”として今、人気急上昇中なんです。
ウベスイーツを食べる客:
すごくかわいい。写真で見る以上に紫で、ウベってこんな色しているんだと知った。色的に芋感ががっつりかなと思ったが、すごいまろやかな感じで食べやすくておいしい。
SNSをきっかけに人気に火が付いたウベは、今やアメリカやイギリス、韓国などでは“第2の抹茶”といわれるほど、世界中でじわじわと存在感を高めています。
アメリカ人観光客は「ウベはアメリカの若者の間で人気よ。どこのカフェでも食べられるの」「僕はウベ味のパンケーキが好きだね」と話していました。
「Studio Cafe MARU」では、2026年5月中旬からウベスイーツを販売して以降、売り上げが約1.5倍に伸びたといいます。
スイーツを年間5000種類も食べるというフードジャーナリストの里井真由美さんは、ウベのこの魅力について「まず、パッと紫色が鮮やかで見た目がいい。それから食べてもクセがなく、素朴な甘みで他の素材を邪魔しないおいしさ。しかもそれが天然素材で健康的となると、シェフにとって喜びの多い素材だと思う。ウベの鮮やかな紫色は、ちょうどハロウィーン(の時期)だから、その色として注目も高まっている」と話しています。
