簗農水大臣の「予算カット」発言を巡り波紋が広がる中、FNNはかつて選挙で簗大臣を支えた元栃木県議を取材した。元県議は簗大臣の人物像について、当初「真面目で優秀」という印象を持ったと振り返る一方、当選を重ねるにつれて周囲の声に耳を貸さなくなったと指摘した。簗大臣をめぐっては、各地の自治体トップからも厳しい声があがっている。
「ある時から目も合わさない」
「予算カット」発言の波紋が広がっている簗農水大臣。
FNNはかつて簗大臣の選挙の責任者を務めた人物を直撃した。

簗和生農林水産大臣が2月の衆院選で、自らを支持しなかった市町長がいる那須烏山市と那珂川町の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題。
取材班は、かつて初当選からしばらくの間、簗大臣の選挙の責任者を務めた人物に、その人物像を聞くことができた。

簗農水大臣の元選対本部長・三森文徳元栃木県議:
当時の印象というのは、非常に真面目で優秀な方だなと。歯切れの良い、上手な話ができる人でした。
元栃木県議の三森文徳さんは、かつて選対本部長として、若手時代の簗大臣を支える立場にあった。
しかし、2人の間には、次第に溝が生じていったという。

三森文徳元栃木県議:
国会議員として力をつけてきたということ、私どもの言うことなどあまり聞かなくても、国会議員として十分にやっていけるという自信が出てきたんだと思う。ある時から簗さんは、私なんかに目も合わさない。私に話しかけることは全くなかった。
当選を重ねるごとに、周囲の声に耳を貸さなくなっていったという簗大臣。
三森さんは3期目の選挙を前に、たもとを分かったという。
そして今回…。

三森文徳元栃木県議:
これだけ大きな騒ぎになった。農水大臣を一度は辞される責任の取り方は必要だなと思います。
さらに、簗大臣の「予算カット」発言による波紋は、他の自治体にも広がっている。

北海道・札幌市の秋元克広市長は、「政治家として問題がある」と苦言を呈した。
札幌市・秋元克広市長:
何らかの働きかけをしたんだとすれば、政治家として問題があるんじゃないかと思うし、例えばそれが事実ではないが事実であるかのように発言したのであれば、それはまた別な問題がある発言なのではないか。

また、富山・南砺市の田中幹夫市長も、SNSで「もう我慢できない」「情けない」などと簗大臣を批判している。
簗大臣は、3連休中は公には姿を見せなかった。
国会では13日から衆院で予算委員会が始まり、野党は予算カット発言への追及を続ける構え。
(「イット!」10月12日放送より)

