厳しい経営状況が続く新潟県立病院について、県は今年度決算の赤字見込額は年度当初の見込みから改善するものの、純損益は昨年度より悪化する見通しを示しました。
【県病院局 金井健一 局長】
「診療報酬改定があった6月以降の各月の入院・外来収益が前年度に比べて、大きく増加している状況」
県病院局によりますと、県の病院事業の今年8月末までの実績を踏まえた今年度の赤字見込みは26億7000万円で、年度当初の見込みから19億円近く改善したということです。
昨年度の決算と比較すると、診療報酬の改定などにより、給与費を除いた本業の収支は大きく改善しているものの、給与費の増加や政府による補助金の減額などにより、純損益は13億9000万円程度悪化する見込みです。
【県病院局 金井健一 局長】
「内部留保資金の枯渇の回避、病院事業会計を持続可能なものとするためには、地域の医療実態にあった機能・規模の適正化や中央病院、新発田病院、がんセンターなど中核病院としての機能強化による収益性の向上を図っていく必要があると考えている」
県病院局はまた、現在8割程度の病床稼働率を上げつつ、診療報酬改定の影響を最大限取り込むことで、さらなる収益の獲得に努めるとしています。
