愛媛県大洲市で今年6月に摘発されたゴミ収集業の許可を巡る汚職事件に絡み、当時市議だった男が、一般廃棄物収集運搬などの随意契約で、非公表の価格情報を業者に漏らした疑いで8日に再逮捕されました。警察は夕方に市役所へ家宅捜索に入るなどし、価格情報が漏れた経緯や金銭の受け渡しがなかったか調べています。
官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、大洲市北只に住む元大洲市議会議員・村上常雄容疑者(67)です。
警察の調べによりますと、村上容疑者は市議だった当時、大洲市がおととし2月29日に行った一般廃棄物収集運搬の委託業務などの随意契約で、非公表の価格情報を市の職員から不正に入手したうえ、複数の業者に予定価格をわずかに下回る金額を教え契約させた疑いがもたれています。
大洲市が発注したのは13の業務。5年間の契約で総額15億円を超え、村上容疑者のこのうちの一部の業務で価格情報を教えたとしています。
容疑の認否は明らかにされていません。
村上容疑者は、これまでに一般廃棄物の処理業者の収集運搬許可を取り消さないよう働きかけた見返りに、賄賂として現金100万円を受け取った罪で起訴されています。
警察は8日夕方に市役所へ家宅捜査に入ったほか、市の職員や複数の業者からも任意で事情を聴き、価格情報が漏れた経緯や金銭の受け渡しがなかったか調べています。
二宮隆久市長は「元市議が再逮捕されたことは誠に遺憾で大変重く受け止めている。事実関係の確認を進め警察の捜査に全面的に協力する。再発防止を徹底し市民の信頼回復に努める」としています。
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