福岡県北九州市のスターフライヤーは、使用済みの食用油を使った「バイオディーゼル燃料」を活用する地域循環型の実証プロジェクトに乗り出しました。
このプロジェクトは脱炭素社会の実現と地域経済の活性化を目的に、スターフライヤーが市内のバイオ燃料メーカーなどと協力して始めたもので、実証にかかる費用の半額を市が助成しています。
◆記者リポート
「こちらが市内で回収された使用済みの食用油です。メタノールを加えて精製すると、こうしたバイオディーゼル燃料ができます」
利用するのは、市内の家庭から回収した使用済みの食用油から作ったバイオディーゼル燃料を軽油に5%混ぜた「B5」と呼ばれる燃料で、通常の軽油と比べて20リットルあたり約2.6キログラムのCO2の削減が可能です。
プロジェクトではこのB5燃料を空港内で貨物を運ぶ地上支援車両1台と一般道を走る社用車1台の燃料に使い、エンジンの性能や運用コストCO2の削減効果などを総合的に検証します。
航空業界では、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて脱炭素の動きが加速していて、今回の地域循環型の取り組みの成果が期待されています。
◆九州・山口油脂事業協同組合 須藤 宏 総括部長
「何にリサイクルされて、どこに販売されてるんだろう。何に利用されてるのだろう。というのがはっきりされてなかったんですよ。スターフライヤーにさんにこの燃料、燃料になって還元されるんだというのがはっきり分かりまして、出口の明確化っていうのができまして非常に喜んでるところです」
◆スターフライヤー 岸上雄一郎 総務課長
「燃料の地産地消モデルということなので、北九州市の中でこのサーキュラーエコノミーができるというのはすごい強い強みだと思いますので、これをやっぱり継続してやっていきたいなと思ってます」
かなり割高になる価格面をはじめ、ハードルもあるバイオ燃料ですが、スターフライヤーは将来的には航空機にも取り組みを広げたいとしています。
