募金をすると貰える「赤い羽根」。
1日から募金運動が始まりましたが、先月、運営団体で巨額の使途不明金が発覚し、衝撃が広がっています。
■“2億5000万円”の使途不明金が発覚
1日から全国で始まった「赤い羽根共同募金運動」。
赤い羽根募金は、第二次世界大戦後の1947年に「国民助け合い運動」として始まり、現在、集まった募金は、障害者支援や災害対策など地域の様々な福祉活動に役立てられています。
しかし、先月、「赤い羽根共同募金」の運営団体のひとつ、北海道共同募金会で使途不明金が発覚。
【北海道共同募金会・瀬尾英生会長】「お預かりした浄財を元事務局長の不適切な行為によって失ってしまったことについて、改めてお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
その額は、なんと2億5000万円にものぼります。
■元事務局長が1億8000万円“着服”か
善意で集められた巨額の寄付金は一体、どこへいったのか。
使途不明金のうち、1億8000万円は、長年会計を1人で担ってきた元事務局長が着服した疑いがあるとみられています。
北海道共同募金会は元事務局長を懲戒解雇とし、第三者委員会を設置して詳しい原因を調べています。
■長年協力の「イオン」が見送り 協力店舗も心中複雑
この問題を受けて、40年以上募金箱を設置してきたイオンが、今年度は全国の店舗での協力を見送りました。
各地に波紋が広がる中、ことしも始まった募金活動。
10年以上前から活動に協力している大阪府堺市の接骨院では、変わらず募金箱を設置していますが、心中は複雑だということです。
【阪田接骨院・阪田幸正院長】「僕自身が小学校のときに赤い羽根を貰うのが誇りだったので、僕は寂しいです。使い道とか確認せなあかんと思ってます。お金を患者さんからお預かりしてるので」
■運営団体は活動への影響を懸念
赤い羽根募金は、都道府県ごとで運営団体が異なりますが、今回の不祥事を受け、京都の運営団体は活動への影響を懸念しています。
【京都府共同募金会・松田晃郎常務理事】「全国の都道府県の共同募金会が今回の不祥事はマイナスのイメージになっている。その点では大変遺憾に思っているところでございます。やはり信頼がなければ協力いただけないと思っています」
京都府共同募金会では、引き続き厳格な金銭管理を行うとともに、ホームページで寄付金の使い道を報告するなどして、「共同募金全体に対する信頼を回復をしたい」としています。
ことしで80年目を迎える善意の活動。必要なところに支援が届く責任ある運営管理が求められます。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年10月2日放送)
