列島に冬の便りが届きました。
北海道の旭岳では、今シーズン全国で初めて初冠雪を観測しました。
東京都心も気温が急降下。
長雨による異変が相次いでいます。
2日も東京は雨。
これで37日連続となり、統計史上最長を更新しました。
記録的な長雨による異変が各地で相次いでいました。
至る所であふれる湧き水や、千葉市の農園ではブランドのニンジンがほぼ全滅になってしまいました。
さらに、寒くなるこれから食べたくなる鍋に欠かせない“あるもの”が高騰していたのです。
一面に広がるのは、息をのむほどの白銀の世界。
2日、全国一番乗りで初冠雪の知らせが届いたのは北の国からでした。
北海道で最も高い標高2291メートルの旭岳では、多くの外国人観光客が幻想的な雪景色に夢中となっていました。
吹雪の中、観光客はフードや帽子をかぶるなど防寒対策ばっちりです。
それもそのはず、温度計は何とマイナス0.8度。
観光客からは「マイナス0.8度という数字見ただけでも寒い。幻想的でとてもいい雰囲気」との声が聞かれました。
一方、台風一過から急な寒さとなったのは東京です。
江東区にある「砂町銀座商店街」で行列ができていたのは、かつお節と昆布のだしがたっぷり染み込んだ、おでんです。
1日に9日ぶりの真夏日となり、汗ばむ暑さだった東京都心。
しかし、2日は一気に気温が急降下し、1日に比べて寒暖差が約7度となりました。
東京都心は2日も雨。
これで37日連続となり、またしても統計史上最長を更新しました。
記録的な長雨に見舞われる東京では、ある異変が起きていました。
取材班が向かったのは、三鷹市と武蔵野市にまたがる「都立井の頭恩賜公園」です。
公園の至る所に“湧き水に注意”を呼び掛ける看板設置されていました。
この公園の近くに長年住み続ける男性に現場を教えてもらうと、公園のあちこちで水が湧き出していました。
男性は「もともと(湧き水は)ない。流れなんてない。今回の長雨でこういう状態になった」と話します。
ベンチの脇には、まるで池のように水がたまった場所が。
さらには遊歩道もびしょぬれになっていました。
これは全て、湧き水があふれ出たのです。
さらに長雨は、寒い日に食べたくなる鍋に欠かせないものにも影響を与えていました。
取材したのは東京・品川区にある「北海道料理 藤半」です。
北海道の代表的な郷土料理・石狩鍋に欠かせない白菜の価格が高騰しているといいます。
北海道料理 藤半・佐藤洋司店主:
ものすごく(白菜が)高くなってる。去年より今年はもっとすごい。今は(仕入れ値が)2割くらい上がっているのでは…。
東京都中央卸売市場の価格の推移を見ると、白菜は9月に入り、1kg66円から2.5倍以上にまで高騰。
さらに同じ葉物野菜、レタスも価格が急上昇しています。
北海道料理 藤半・佐藤洋司店主:
これ以上本当に原価が上がるようであれば、キャベツに変えてもいいかなと思う。キャベツだと甘みが出るのでどうしても…。そういうことを考えると白菜でなんとか我慢して使う。
各地で相次ぐ長雨の異変。
取材班は、千葉市で300年続く「染谷農園」に向かいました。
この時期は畑いっぱいにニンジンが栽培されているはずですが、畑には雑草が一面に広がっていました。
この畑で育てていたのは、皮ごと生でも食べられるほどの甘さを持つニンジン。
千葉市の食のブランドに認定されるほどのニンジンが、ほぼ全滅の状態になっていました。
笑顔のさと 染谷農園・染谷智代表:
これニンジン、本当は一面ニンジンがものすごくワサワサある状態が、3回の豪雨で無残な状態になっちゃった。
例年11月に出荷しているニンジン。
度重なる大雨の被害に遭い、1カ月の間に3回も種まきを行いましたが、ほぼ全てのニンジンが全滅しました。
ニンジンの全滅で、年間の売り上げの3分の2にあたる数百万円を失ったという農園。
経営の先行きが見えない中、ブランドのニンジンを守るため、クラウドファンディングや在庫を抱えるニンジンジュースの販売により、事業を立て直したいとしています。
笑顔のさと 染谷農園・染谷智代表:
とりあえず来年も営農できる、続けられる。とりあえず300万円を目指して今やってる感じ。
日本のはるか南の海上には、新たな台風27号が発生しています。
来週にかけて日本の東を北上する恐れがあり、今後の進路に注意が必要です。
