教え子の“替え玉”として英検を受験し、その結果を大学入試で不正利用して業務を妨害するなどした罪に問われている元塾講師の男。
執行猶予の付いた有罪判決が言い渡されました。
1日、大阪地裁で有罪判決を言い渡されたのは、塾講師として、生徒たちに授業をしていた野口瑞希被告(35)です。
起訴状などによると野口被告は去年、教え子の受験生になりすまして英検2級を受験しました。
その後、合格した英検の結果を利用し、自分の顔と生徒の顔をAIで合成。
顔写真を作って近畿大学に出願しました。
合格した生徒の母親が不正に気づいて事件が発覚し、大学の業務を妨害するなどした罪に問われています。
■「生徒を早く退塾させれば業務を減らせると思った」
初公判で、野口被告は起訴内容を認め、「生徒が合格して早く塾を出てもらえれば、業務量を減らせると思った」などと、動機を説明していました。
さらに法廷では別の不正も明らかに…
英検の試験官をしていた時には、複数の自分の塾の生徒の誤った解答を消して、正解に書き換える不正を行ったというのです。
【野口被告】「2、3回程度繰り返していた。生徒を早く退塾させれば業務を減らせると思った」
自分の業務を減らすため、英検で不正を繰り返していたと証言。
■「今後も自身の教育のあるべき姿を深く考え直して、“教師”を全うしていきたい」
そして、今後についてはこう語りました。
【野口被告】「今後も自身の教育のあるべき姿を深く考え直して、“教師”を全うしていきたい」
(Q:まだ“教師”を続ける理由というのは、どういったことなんですか?)
【野口被告】「特には…」
1日の判決で、大阪地裁は「動機、経緯はあまりに身勝手かつ短絡的」と指摘。
野口被告に拘禁刑2年、執行猶予4年を言い渡しました。
■不正対策として、英検では顔写真付きの身分証明書の提示が必須に
日本英語検定協会、不正の対策として、今年度から顔写真付きの身分証明書の提示を必須とした本人確認制度を導入しています。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年10月1日放送)
