秋田県の観光誘客キャンペーン「まだバレてない秋田県。」の第2弾が10月1日から始まった。第1弾では1000を超える体験付きプランが販売開始から約1カ月でほぼ完売し、旅行先を他県から秋田に変更した人もいたという。今回は秋田犬との触れ合いや本場のきりたんぽ作りなど、秋から冬の秋田を満喫できる体験が揃う。
高い満足度を生んだ第1弾 「また来たい」が95%

キャンペーンは、対象の宿泊施設を指定の旅行予約サイトから予約すると、1人当たり最大1万2000円の割引クーポンが利用できるものだ。
5~7月に実施された第1弾では、宿泊に加え、体験・食・地酒・特産品を組み合わせた1000以上のプランを展開。販売開始から約1カ月でほぼ完売するなど大きな反響を呼んだ。
利用者アンケートでは約70%が「キャンペーンが旅の計画に影響した」と回答。このうち約20%は他の都道府県から秋田へ目的地を変更していた。

また、95%が「秋田をまた訪れたい」と答え、県外客の半数以上は「割引がなくてもまた来たい」と回答している。
こうした効果は数字にも表れていて、観光庁の調査では2026年6月の県内の延べ宿泊者数が全国1位の伸び率を記録した。
秋田犬と歩く特別な時間 能代で味わう癒やしの体験
第2弾の目玉の一つが、能代市で楽しめる秋田犬との触れ合い体験だ。

「ホテルセブンズアンカレッジ能代」に宿泊すると、車で約10分の「能代幸寿荘」で秋田犬との散歩や触れ合いを体験できる。
今回、散歩の相棒を務めたのは3歳の雄の秋田犬・了丸くん。リードの持ち方や歩き方の説明を受けた後、約500メートルのコースへ出発する。
当初は元気いっぱいの了丸くんに引っ張られる場面もあったが、散歩を終えるころには息もぴったり。
体験した立川愛梨アナウンサーは「最初より仲は深まった気がする。引っ張る力は強くて元気いっぱい。一緒に歩くと楽しい気持ちになる」と笑顔を見せた。
魅力は散歩だけではない。施設では子犬との触れ合いも楽しめる。
元気よく走り回り、靴ひもをかむなどやんちゃな姿を見せる一方、抱っこをすると腕の中で安心した表情を見せてくれる。
能代幸寿荘の本瀬純一代表は「自分の体にくっつけると子犬が安心する。怖がらずにしっかり子犬を持って」と話し、優しく抱き上げるこつを紹介する。
どんな秋田犬と出合えるかは、その時のタイミング次第。
本瀬代表は「自由に触れて抱っこして、写真を撮ったり子犬と触れ合ったりするのは他にはない。ホテルとのセットであればぜひ泊まって、能代の町を見るだけでなく、秋田犬もいるということで能代に来てほしい」と呼びかけている。
本場・大館で挑戦 手作りきりたんぽの味
大館市では、秋田を代表する郷土料理・きりたんぽを自ら作って味わえる体験プランが用意されている。

宿泊先となるのはJR大館駅近くの「ホテルルートイン大館駅南」。そこから車で約3分の「ベニヤマきりたんぽ工房」で、きりたんぽ作りに挑戦できる。
使うのは大館市産のあきたこまち。ご飯をつぶし、秋田杉の棒に巻き付けて形を整えていく。
工房では「おいしくなれと言いながら作るのがポイント」と説明され、参加者は思い思いに声を掛けながら作業を進める。
焼き上がったたんぽは、比内地鶏のうまみが詰まっただしの中へ。
比内地鶏やゴボウ、マイタケなどとともに煮込み、最後にセリを加えれば本場のきりたんぽ鍋の完成だ。
試食した立川アナウンサーは、「比内地鶏のスープが染み込んだきりたんぽはほろほろ。シャキシャキとしたセリとマッチしていて最高」とその味を絶賛した。
さらに、田楽味噌を塗って焼き上げる「みそたんぽ」も味わうことができ、秋田ならではの食文化を存分に堪能できる。
ベニヤマきりたんぽ工房の山本秋義料理長は「県内はもちろん、県外の人も年齢を問わずきりたんぽの体験をしてほしい。大館には魅力のある場所がいっぱいある。ぜひ大館に来てほしい」と来訪を呼びかける。
“まだバレてない秋田”との出会いを
秋田犬との触れ合い、郷土料理作り、そして秋から冬にかけての豊かな自然と食。第1弾で高い評価を得たキャンペーンは、第2弾でさらに秋田の奥深い魅力を発信する。

割引クーポンを活用しながら、“まだバレてない秋田”を探す旅に出かけてみてはいかがだろうか。
(秋田テレビ)

