がんの「光免疫療法」について医師らと意見交換しようと高知の病院を訪問したのは、インターネット通販大手のあの社長でした。
高知大学医学部付属病院を訪れたのは、楽天グループの社長で楽天メディカル会長の三木谷浩史さんです。
楽天メディカルはがんの光免疫療法「アルミノックス治療」の保険適用を2020年に受けました。高知大学医学部付属病院はこの治療方法を県内で唯一実施しています。
9月25日は三木谷さんと高知の担当医らが意見交換を行いました。
この治療は、目の下から鎖骨までの「頭頸部」の進行がん再発の患者が対象で、がん細胞の表面に現れるタンパク質と薬剤が結合したところにレーザーで光を当てます。それによって細胞膜が破壊し、がん細胞が死滅します。
三木谷さんたちは、全国で意見交換をしてニーズや課題を製品開発に生かしています。この治療への思いについて三木谷さんはー
楽天メディカル会長・三木谷浩史さん:
「インターネットとかでもうけたお金は、金は天下の回りものだということで、たくさんの人が助かればいいかなということで支援を始めまして」
2012年に父親がすい臓がんと診断され、世界中で治療法を探していた三木谷さん。日本人医師が研究していたがんの光免疫療法に可能性を見いだして実用化にこぎつけ、今ではがん患者の新たな選択肢となっています。
高知大学医学部付属病院・耳鼻咽喉科 手島直則 医師:
「それまでは手術したり放射線して、再発したら抗がん剤しかないっていうところだったが、局所再発だけで切除不能で治療手段がないという人にとってはもしかしたら根治の芽があるっていう治療、そういう方には非常にいいと思う」
アルミノックス治療は子宮頸がんなどでも治験が始まっていて、楽天メディカルは治療範囲の拡大を進めていくとしています。
