7月の地震で震度6強を観測した下益城郡美里町を人気マンガ『キン肉マン』の作者が訪れました。「夏の楽しい思い出を」と集まった人たちの額や手などに、サイン代わりの『肉』の文字を描き、〈友情パワー〉を届けました。
額に描かれる『肉』の文字。ペンを握るのは人気マンガ『キン肉マン』の作者・ゆでたまごの一人、嶋田 隆司さんです。
7月に発生した地震で被災した子どもたちに〈夏の楽しい思い出を作ってあげたい〉と親交のある美里町在住の画家・瀧下 和之さんが相談して、訪問が実現しました。
【ゆでたまご 嶋田 隆司さん】
「子どもたちが最初はシャイで、モジモジしていたんですけれど、どんどん自発的に『肉』って描いてくださいというのが多くて、大変うれしかったです。東京だと当時の読者たち、40~50代の人に描いていたんですけれど、子どもたちに描くのは
本当に久しぶりで楽しかったです。ちょっとでもこのことが大人になった時に心の中に残っていてくれたらいいなと思いました」
子どもだけではなく、子どもの頃に『キン肉マン』を読んでいたお父さんたちも…
【参加者】
「まだ見ていないのでよく分からない。鏡を見て、じっくり堪能しようと思います」
「地震で落ち込んでいる時に笑顔になるイベントをしてもらって、親子ともども助かっています」
【画家/美里町ふるさと応援大使 瀧下 和之さん】
「被災者の額に『肉』と描くのは失礼なんじゃないか、やめた方がいいかもと言われたんですけれども、楽しい思い出として、覚えていてくれたら、(地震の)つらいことだけ思い出さなくてもすむし、子どもたちや大人たちの反応を見ると、きょうはやってよかったと思います」
そして、瀧下さんとともに『美里町ふるさと応援大使』を務める、この人も・・・
【美里町ふるさと応援大使 緒方 由美さん】
「実際にキン肉マンの『肉』を描いてもらって、本当にうれしいです。美里町に来てくださって、ありがとうございます!」
【民生委員・児童委員 大木 真美さん】
「地域の人みんなで子どもたちのためにお昼ごはんとかいっぱい作ってきました。
ゆでたまご先生に元気をもらいました。またおいしいご飯、いっぱい作ります!」
【ゆでたまご 嶋田 隆司さん】
「ゆでたまごを育ててくれたのはお父さん・お母さん世代なので、その子どもたちを助けないとだめだなと。これからもその活動を続けていきたいと思います」
〈友情パワー)が届いた美里町。地震からの復興に向けて、力がみなぎった一日でした。
