県立御船高校の生徒が海外研修としてフィリピンにある学校を訪れ現地の生徒とダンスで交流を深めました。
帰国した御船高校の生徒たちは先日、学校で研修内容を報告、英語で発表しました。
今年7月、海外研修としてフィリピン・セブ州を訪れたのは県立御船高校の生徒9人。
御船町は、セブ州にあるタリサイ市と都市間連携協定を結んでいて今回の海外研修は町の助成を受けた初めての取り組みです。
【御船高校の生徒】
「仲良くなって帰ってきます」
「行ってきます」
生徒たちは、タリサイ市内にある『シスターズ・オブ・メアリースクール』を訪れました。
このスクールは、経済的な理由で十分な教育を受けることができない子どもたちが通う全寮制の学校。
世界中の寄付などによって支えられ、授業料や生活費は無償で提供されています。
この日は、御船町や益城町などの視察団もスクールを訪問。三段ベッドが並べられた宿舎のほか、現地の生徒たちがパソコンの「CAD」システムを利用した「建築物の設計」や「介護技術」などを学ぶ様子を視察しました。
【益城町 西村 博則 町長】
「刺激を受けた。町の教育にもつながると思っている」
【御船町 藤木 正幸町長】
「子どもたちのために何をしなければいけないかというのを改めて感じさせされた」
一方、御船高校の生徒たちは、地元の生徒と一緒に視察団の歓迎会で披露するダンスの練習です。
【リーダー 御船高校3年 中田 芽衣さん】
「難しいよね。めっちゃ。体幹をこのようにしないといけない」
そして本番です。
『ティニクリン』
『アンブレラダンス』
『バンガ・ダンス』
【御船高校3年 田上 紘太郎さん】
「みんな盛り上がってくれて一緒に喜んでくれてとてもうれしかった」
【御船高校2年 原田心愛さん】
「いろいろな人たちと話すことができて自分にとって今後につながると思った」
研修では体育の授業でスリッパを投げて空き缶をとばすゲームに参加したほか、タリサイ市の市長との面会やドライマンゴーの工場を見学しました。
御船高校は、今回の研修に合わせて『シスターズ・オブ・メアリースクール』と姉妹校提携を結び互いに教育や文化などの交流を進めます。
【御船高校 橋本 岳範 校長】
「現地での交流だけでなく、オンラインでの交流もやっていこうと。互いに学ぶことがたくさんあるので。大いに期待している」
その後、県内では熊本地震が発生。
御船高校は書道室や美術室などが入る特別教室棟が被災しプレハブの仮設校舎の建設を予定しています。
一部の校舎が被災しながらも生徒たちは被害の少なかった教室でフィリピンでの研修内容を報告。
御船町の外国語指導助手「ALT」に教わりながら英語を使って発表しました。
【御船高校1年 濱口 ゆめさん 英語でスピーチ】
「シスターズ・オブ・メアリースクールで私が学んだことは英語がうまく話せなくても体を使って身振りなどで精いっぱいコミュニケーションをとろうとすればメッセージが伝わるということです」
【リーダー 御船高校3年 中田芽衣さん】
「これまで当たり前だった生活がフィリピンを通してでもそうだが地震を経験してすごくありがたいと感じた」
「卒業後、就職するが会社や熊本のために貢献できるように頑張りたい」
11月に行われる文化祭では全校生徒に向けてフィリピンでの研修報告をするほか、『シスターズ・オブ・メアリースクール』の生徒たちともオンラインで歌を披露し交流する予定です。
『シスターズ・オブ・メアリースクール』と姉妹提携を結んだ県立御船高校では今後も、フィリピンへの海外研修などを含め、互いに交流を深めていくということです。
