シルバーウィーク期間中の20日、愛媛県宇和島市の沖合ある小さな島の小学校で運動会が行われました。在校生はたった1人。しかし集まったのはなんと170人。島に元気な声が響きました。
早朝午前5時半に宇和島港で集まった人たち。小学生の姿も見えます。船に揺られて約45分。一行が向かった先は…日振島にある日振島小学校です。
日振島小学校2年・林旺来くん:
「きょうは待ちに待った日振島小学校の運動会です。お父さん、お母さん、お婆ちゃん、お爺ちゃん、地域の皆さん。そして島の外から来てくださった皆さん。きょうは本当にありがとうございます」
校庭の壇上に立ち元気な声で出迎えたのは、宇和島市の離島にある日振島小学校の2年生・林旺来くんです。実は日振島の小学生は旺来くん1人だけなんです。
しかし晴れの舞台「運動会」が開かれる日は…
日振島公民館・長久保光男さん:
「うちら(島には)大体230人しか人口がいないんですけど、(島外含め)170人が来てもらってるので、人口の半分以上」
運動会は、島の住民のほか日頃から交流のある市内の鶴島小学校の児童や教師、そしてボランティアの人たちも加わって盛り上がるんです。
4人1組で並び棒を持っててコースを走るプログラムでは、大勢が観戦するなかで旺来くんが先頭に立ち、元気いっぱいの姿を見せました。
旺来くんは運動会のため、担任の中島郷兵先生と一緒に練習をしてきました。
中島郷兵先生:
「練習前からときょうの日まで、すごく成長したなという部分がたくさんあって」
この日の旺来くんは、かけっこや玉転がし、そして宇和島ではおなじみのダンス「ガイヤ」も披露。同年代との子供たちとの交流も楽しみました。
林旺来くん:
「(みんな来てくれて)うれしい。(普段)遊べはせんけど会えるのがうれしい」
参加した児童:
「(旺来くんは)やさしい。(会えて)うれしかった」
中島先生は「地域の方々に今の頑張りを伝えてもらうのも目標にしていた。しっかりとやり切ってくれてうしい」と話しました。
島中に元気な声が響いた秋空の1日。たった1人、でも1人ではない運動会は、日振島小学校に温かい繋がりという思い出の1ページを書き加えました。
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