パワハラを訴える遺書を残し、鉄塔での作業中に転落して死亡した四国電力送配電の男性社員の遺族が「事実関係の説明」を求める書面を提出したことを受け、会社がコメント発表しました。
四国電力送配電の社員の松岡一輝さん(19)は今月9日、鉄塔での作業中に転落して死亡。松岡さんのカバンからは直筆の遺書が見つかり、そこには先輩社員から「死んでしまえ」などの暴言を受けたり、アレルギーがあるにも関わらず強引に食事をさせられたりしたとする「パワハラ」を訴える記述がありました。
遺書の存在が分かった段階で両親は会社に事実関係の説明を求めたものの、今月18日の“回答”では社内調査と第三者による調査で明らかにしていくという方針だけで、説明はありませんでした。
■両親「“きちんと調べてください”それしかない」
そのため、両親は勤務先である徳島支社を24日午前訪れて幹部職員と面会し、「会社は調査中を理由に説明を避けている」として、会社に対して輝一さんの当時の勤務状況など、現時点で確認できる事実関係を速やかに開示する要求書を提出しました。
父親の徹さんは一輝さんの形見の服を着て訪問。「パワハラがあったのか、アレルギーで無理やり食べさせられたのかどうか、それを知りたい」と。
母親の美紀さんは「事実は知りたいです。”きちんと調べてください”、もうそれしかないですよね」と話しています。
■会社が“コメント”
四国電力配送電は両親の要求書の提出を受けたコメントとして「本日、ご遺族からいただいたご要望事項等もふまえ、引き続きご遺族に対して誠実に対応するとともに、今後の社内調査と第三者委員会による調査を通じて事実解明と原因究明に全力で取り組みます」としています。
