9月21日から秋の全国交通安全運動が始まりました。
そこで今日は高齢者の車の運転について考えます。
高齢で運転するのは危ないのではという声がある一方、車社会の宮崎では車が無いと不便という現状があります。こういったジレンマをAIの力で改善しようと取り組んでいる自動車学校があります。都城市の都城ドライビングスクールです。
この日AIによる運転チェックを受けにきたのは、都城市に住む原口秀秋さん76歳。
(原口秀秋さん)
「76歳になったから、高齢の頭だからこの講習で自分の運転をAIで見てもらおうと思ってやってきました」
(児玉泰一郎アナウンサー)
「こちらがAIが搭載されている車両です。車の上部にカメラが設置されていて教習車がコース内でどのような動きをしているのかミリ単位でわかるようになっています」
(教官)
「いきましょう」
「すばらしい、いいですね」
(原口秀秋さん)
「行きまーす」
もともと運送ドライバーをしていた原口さん、安定したハンドルさばきで走行していますが…
(AI音声)
「左折の前に巻き込み確認をしましょう」
この車両は指導員がいなくても教習できることを目指すAI教習車のシステムを応用していて、車内に設置したカメラでドライバーの目線を確認し適切に安全確認ができているかなどAIが分析し指摘します。
都城ドライビングスクールでは今年1月から無料でAI運転チェックを始め、これまでに約400人が利用しています。
(都城ドライビングスクール 森本健資社長)
「自動車学校というのは免許を取る場所でありながらも、免許を取得された方が安全に長く運転できるようにすることは我々地域の交通安全センターという立ち位置もあるので、そういったところでしっかり貢献していきたい」
教習終了後、AIが指摘したポイントについてその瞬間の原口さんの様子や前方の映像、車の位置を見ながら教官と振り返ります。
(教官)
「右と左は一生懸命見てもらっているんですけど巻き込み確認」
(教官)
「道路の左側って何が走っていますっけ?」
(原口秀秋さん)
「歩行者、自転車」
(教官)
「バイクとか。だから左に曲がる時は巻き込み確認」
(原口秀秋さん)
「AIは甘さがないからかえってその方がいい」
「自分もあと10年ぐらいは運転したいと思うから、AIをもうちょっとしてもらって練習してもらって技術も向上できるように運転したいと思っています」
車社会の宮崎だからこそ高齢ドライバーの免許返納は正確な評価が必要と、高齢者の運転について調査・研究している専門家は指摘します。
(国立長寿医療研究センター 島田裕之センター長)
「安全に運転できる高齢者と危険な(運転をする)高齢者と正確に分けるそういう評価システムが求められている」
「AIによる客観的なかなり細かな評価というのが今後役に立っていくのではと期待してます」
