現在、港区の有栖川宮記念公園内にある都立中央図書館は、開館から50年以上が経過し、施設の老朽化などにより、渋谷区神宮前の旧こどもの城跡地などがあった神宮前5丁目地区の都有地に移転することが決まっている。
都教育委員会は8月、新たに建設する都立中央図書館に関する基本方針を発表した。
新しい中央図書館の移転先は、青山通り沿いの表参道駅から徒歩10分程度の賑やかな場所で約4.5ヘクタールの都有地を一体的に活用し、図書館のほかにも、劇場なども整備される予定だ。
注目される、どのような形の図書館になるのかについては、シンボリックで魅力的な建築等、文化的価値を有した世界都市東京にふさわしい図書館にすると基本方針に記された。
コンセプトは、創造・交流図書館(Library for Creation)とし、1人で静かに集中できる席のほかに、仲間と話ができる席や、人々が交流できる賑やかな空間、本の世界を音楽で表現するコンサートができる空間、最先端技術のデモンストレーションを行うエリアなどが設けられる予定で、従来の図書館よりイベント性の高い場所となり賑やかな場所になりそうだ。
本来の図書館の規模では、延べ床面積は現在の2万3000平方メートルから4万平方メートルとほぼ倍となる。
蔵書数は340万冊で、広がるスペースによって、開架可能冊数を現在の35万冊程度から拡大させる想定だ。
閲覧席数についても、現在の約930席のほぼ倍となる1800席にするという。
都は、2027年春ごろに事業者の募集要項などを公表し、2028年春ごろに事業者を決める予定で、そのあたりで、建物の外観イメ―ジが見えてくる予定だ。
