残暑が続く中、高知市の高校で暑さ対策が盛り込まれた体育祭が行われた。
高知追手前高校で9月9日に開催された体育祭は、なんと午後3時からのスタート。70年以上続く歴史の中で初の「夕方開催」である。熱中症から生徒たちを守るための試みだ。
夕方からでも熱気そのまま
暑さ対策は開催時間の変更だけにとどまらない。競技数をこれまでの19種目から13種目に厳選し、競技時間も1時間半、短縮した。
生徒総勢586人が「ライトブルー」「黄金(こがね)」「臙脂(えんじ)」の3チームに分かれ、雨上がりの青空の下で熱戦を繰り広げる。短い時間の中でも、グラウンドは熱気に満ちあふれていた。
さらに、競技を終えた生徒たちのための工夫もある。
グラウンドの脇に巨大ミストが設置され、生徒たちが集まった。
「3年間で一番楽しんでる」
初の試みに対して、生徒たちは前向きだ。
2年生の生徒たちは「昼からの開催なので、どんどん日が沈んで涼しくなる。過ごしやすい」「生徒の熱気がすごくて盛り上がってる。追手前アイラブユー!」と、快適な環境と変わらぬ熱狂を全身で楽しんでいた。
今回が最後の体育祭となる3年生たちにとっても、特別な思い出になったようだ。
応援団の3年生は「時間短縮は『嫌やな』って思ったけど、それでも楽しめているので、全然いい。みんなで最高の演技ができたので本当によかった」と語る。
別の3年生も「涼しい時間帯だから疲れずに頑張れる。3年間で一番楽しんでる」と絶賛した。
猛暑に負けない新たな伝統に
暑さ対策が取られ、初の夕方開催となった体育祭。生徒たちは太陽に体力を奪われることなく、過ごしやすい気候の中で全力を出し切っていた。
