街では秋の光景が広がっています。
東京都心の気温は2日連続で札幌を下回り、10月並みの肌寒さになりました。
一方、関東では11日夜に再び雨が強まる恐れがあり、警戒が必要です。
記録的な長雨が続く関東では、神奈川・箱根町にある観光スポット「大涌谷」は11日も激しい雨で大荒れになりました。
強風と雨に、観光客からは「雨と風が最強」「えぐい…もうあかん!あかん」といった声が聞かれました。
きょうで16日連続の雨となった東京都心。
朝のJR新橋駅前では秋物のコートを着る人の姿が多くありました。
それもそのはず、駅前の温度計を見てみると気温は18度となっていました。
街が秋の装いになる中、Tシャツを着た男性は「急にエアコンが部屋でいらなくなって、少し過ごしやすい。そろそろあたたかくできる服を買おうかな」と話していました。
真夏並みの蒸し暑さから一転、急に寒くなった東京都心の11日の最高気温は20.8度。
10日よりさらに気温が低下し、今シーズン一番の寒さとなりました。
東京の急激な寒さで111日も逆転現象が起きています。
日中、汗ばむ陽気となったのは北海道・札幌市です。
11日の札幌市の最高気温は25.9度で、日中の東京都心は5度以上も札幌よりも寒くなりました。
寒くなってくると食べたくなるのが“あったかグルメ”です。
そこで、「イット!」取材班が向かったのは埼玉・川越市。
「小江戸」と呼ばれレトロな街並みが人気の観光地で、湯気が上がるスポットを発見しました
サツマイモと粒あんをもちもちの生地で包んだ川越名物のまんじゅう「いも恋」は、寒い日の食べ歩きにはぴったりの一品です。
まんじゅうを食べた人は「おいしい!もちもちで中がほくほくで超おいしい!」「肌寒いのでちょうどおいしくていい」と話していました。
まんじゅうから上がる湯気に誘われ、店の前には次々と客がやってきます。
東京・品川区にある戸越銀座商店街でももくもくと上がる湯気の周りには多く、人が集まっていました。
こだわりの手作りおでんを販売する「後藤蒲鉾店」では、行列ができていて、鍋の中には、おでんのだしが染み染みの大根が浮かんでいました。
さらに、しらたきやウィンナー、昆布は1個60円で、お財布にも優しいおでんがずらりと並んでいました。
半袖姿の男性はアツアツのタケノコを食べ、「いい…。うまい、うまい。おでんは熱くないとね」と話していました。
急な気温の低下で早くも“おでんシーズン”が到来していました。
後藤蒲鉾店・後藤直美さん:
寒い…寒い…と言いながら買いに来る。1人あたりの単価が増えてきている。(売り上げは)夏の3倍くらい。(おでんの)季節がこれから来るかな。
売り上げアップのあったかグルメ。
大手コンビニ3社では、中華まんの販売がここ数日で前年の1.2倍~1.5倍に伸びているといいます。
一方、記録的な秋の長雨が続く中、神奈川県の人気観光地・箱根でも雨が降っていました。
川は濁流になっていて、流れが非常に激しい様子でした。
大荒れだったのは観光スポット「大涌谷」です。
記念写真も屋根の下から撮るなど、柱に寄りかかり飛ばされないようにしていました。
一方、激しい雨は静岡県でもみられました。
静岡市葵区では、雨が強くなったり弱くなったりを繰り返していて、少し肌寒さもあり、自転車に乗る男性のかっぱには、冷たい雨がたたきつけていました。
さらに、大粒の雨に打たれながらじっと信号を待つ男性の姿もみられました。
10日、静岡県内を走る列車の線路上で倒木が発生し、線路をふさぐように巨大な木が倒れていました。
この影響で、大井川鉄道の井川線は11日、全線が終日運休に追い込まれる事態になりました。
倒木が長雨の影響かは分かっていません。
雨は週末のイベントにも影響が出ていました。
11日から新宿区で、“日本最大級”と銘打ったカレーの祭典「東京カレー万博」が始まりました。
全国から人気の約50店舗が集結する入場無料のカレーイベントです。
東京が今シーズン一番の寒さとなった10日、東京・世田谷区にあるうどん店「夢吟坊」では、冷えた体をポカポカにしようと、温かいうどんを食べる客でにぎわっていました。
グツグツと湯気を立てた土鍋の中にえび天やシイタケ卵などが入った鍋焼きうどん。
10日の温かいうどんの売り上げは、先週に比べて2割ほども上がったといいます。
夢吟坊・神谷寛之社長:
7:3くらい。7が熱い、3が冷たい感じ。これからどんどん数が増えていくと思います。
関東では11日夜に再び雨脚が強まる見込みで、伊豆諸島では警報級の大雨となる恐れも出ています。
一方、気になる週末の天気ですが、秋雨前線が北上し全国的にすっきりしない天気となりそうです。
