【辰已麗アナウンサー】
「わたしの里山(すみか)」です。
このコーナーは私が県内のさまざまな中山間地にお邪魔して中山間地域の知られざる魅力を調べ、発信しようというコーナーです。
今回は三原市にある佐木島編、最終回です。
年々厳しくなる暑さの中で、作物と向き合うお2人の農家さんに遭遇しました。
あきらめて別の場所へ…~みかん農家さんに出会う
【辰已アナ】
「お!ちょっと新しめの建物が出てきましたよ。見てくださいよ!島のアスパラあります。いってみましょう。どうですかね?ちょっとだけ中をのぞかせていただいて、電気はついておりません。直売所としてはやっぱりやってないみたいです。でもせっかくなのでこの辺の畑をおじゃまします。暑い!サウナの入り口かと思った。こりゃあ、いらっしゃらないか」
★あきらめて別の場所へ…~みかん農家さんに出会う
【善積敬浩さん・辰已アナ】
「軽トラックが停まっていますよ。農家さんいるんじゃないんですか。うぁびっくりした!こんにちは。きょう一日佐木島を回るっていうので…」
「こんな暑いのに?」
「おじゃましても大丈夫ですか?」
「どうぞどうぞ」
「こんな感じの畑が今ずっとあって」
「みかんの島なんですよ」
「みかんの島!?」
「確かにフェリー乗り場のところに」
「そうそうそう」
「これがみかんですか?」
「はいそうです」
「今は何の時期?」
「夏場じゃないですか。だからこうやって」
「え?…いいんですか??」
「ここが日焼けしているんですよ。そしたら身がすかすかになっておいしくないので、ぽいですね」
「これって収穫に向けて色づいている黄色じゃなくて」
「じゃないじゃない」
「日焼けの黄色なんですか」
【善積敬浩さん・辰已アナ】
「なんで島に来とん?」
「中山間地をアポなしで回るっていうコーナーをやっていて」
「くそ迷惑じゃないですか」
※一同笑い!
「正直なご感想!そうなんですよ」
「昼間、たぶん外、誰もいないですよ。たぶん4時以降とか日が暮れないと外出てこないですよ。みんな」
「ほんとですか」
「こんだけ暑けりゃなにもできんです」
「まあ農家さんの夏ってどうしているんですか」
「日が暮れたら真っ暗になるまでもう一回戻ってくる」
「この作業を経て、いつが収穫なんでしたっけ?9月…?」
「いや、涼しくなり始めないと色が変わんないから10月の中旬、下旬ぐらいから、この辺の地域のは出荷し始めると思う」
「じゃあそれぐらいになったら…」
「来なくていいですよ」
※一同笑い!
「ほんとほんと」
「じゃあスーパーで探します」
★アスパラガス リベンジなるか!?
【辰已アナ】
「あれから数時間経って戻ってきました。あきらめきれずアスパラを・・・。戻ってこられたんじゃないかな・・・。誰か・・・。ほらほらほら!トラック停まっています」
【平木豊彦さん・辰已アナ】
「こんにちは!いいですか?ありがとうございます。数時間前にここを通った時に、すごい立派なアスパラの施設があると思って、ちょっとだけハウスの方もあれって見させていただいたんですけど」
「ハウスは3つあるんですよ。1号ハウスが4棟あって、隣が2号ハウス。これが連棟で1つその向かい側に3号ハウス」
「運営されてるんですか?」
「私はここの管理というか」
「いつできたんですか」
「一番最初からでいうと5年」
「きょうも収穫されたということはアスパラ自体はあるということですか?」
「あります」
「見ても良いですか?」
「いいですよ」
【平木豊彦さん・辰已アナ】
「昼間来させていただいたときは、ちょっとハウスのぞかせてもらったんですよ」
「熱風がおじゃまいたします」
「こんな感じです」
「アスパラ~!にょっきにょきじゃないですか!アスパラが生えているところ、初めて見ました。今の時期はアスパラが旬?」
「旬は6月くらいまで」
「はぁ春ちょっとすぎたくらい」
「はさみを持ってきて切るので食べてみますか?」
「待ってました!ははは、ありがとうございます」
※収穫体験
「この辺ですか?よっ!せーの、よっ!2本目!ほんとのとれたてですよ」
【平木豊彦さん・辰已アナ】
「頭からかじってみてください」
「ほんとに何もしなくてこのまま?」
「そのまま大丈夫です」
「いただきます」
(もぐもぐ)
「おいしい」
「ほんのり甘い」
「こんなにやわらかいんですね!やわらかくて甘くてみずみずしい!おいしい!収穫しながら食べちゃうんですか?いっつも」
「それはない。そんな時間ないんで」
「食べたくなっちゃう、おいしいから」
【平木豊彦さん・辰已アナ】
「このアスパラ施設自体は、どなたがなんで作ろうとなった?」
「経営者が義理の弟なんですよ。妹が嫁に行っている。嫁の実家の佐木島で、何かやりたいということで会長の男気がこういう形になった」
※話には続きが…。
「ここがアスパラの作業場。サイズ別に落ちてきてここで袋詰めする。これがちなみに袋なんです」
「この『373』ってどういう」
「妹の名前なんです。『さなみ』っていう」
「そういう意味なんですか」
「亡くなったんですけどね」
「じゃあ義理の弟さんと平木さん」
「妹が亡くなって佐木島と縁が切れるんで切りたくないっていうんで、そこらへんの男気というか『お兄さんここでアスパラやりましょう』ということで、今こういう形になっている」
「すごい」
「これもそうですし、車のナンバーも全部373」
「うわ~」
「軽トラから全部373。そこら辺の男気はうれしいだから一緒になってやっている」
「妹さんへの愛で」
「かもわかりませんね。本人がそこまで名前」
「残っていってるわけですから」
「373は忘れない数字になりました」
【辰已アナ】
「結構暑くて大変な時もあったんですけど、人が良くて素敵でこういう瀬戸内海ならではの景色もあっていやぁ楽しかった!佐木島のみなさんありがとうございました!また来ます!」
