11日に開幕するF1™第14戦スペイングランプリに出場する角田裕毅がスペインの半市街地コース「マドリンク」で単独インタビューに応じた。
角田は今シーズン、レッドブルとレーシングブルズでリザーブドライバーを務めているが、レッドブルのアイザック・ハジャーが手首を負傷。
レーシングブルズのリアム・ローソンがレッドブルのドライバーとなり、角田がレーシングブルズのドライバーとして8カ月ぶりにF1に復帰し、オランダで11位、イタリアで10位と好成績を収めた。
代役として3戦連続出場となるスペインGPは、これまでハラマ、ヘレス、カタルーニャなどで開催されてきたが、今回は首都マドリードの市街地に新たに設置される半市街地コース「マドリンク」で初開催される。
角田はインタビューで日本のファンへの感謝を示し、スペインGPに向けて「皆さんも楽しんでもらえたら」と呼びかけ、「もちろんポイントを目指していきたい」と意気込みを語った。
――イタリアでの入賞おめでとうございます。ポイント獲得の気持ちを聞かせてください。
「嬉しいです。去年までの10番手での価値と違う。このポジションで今までとは違った価値のある10番だったかなと思います」
――今シーズンはリザーブドライバーとして迎えたシーズンではありました。ここまでどのような形でレースウィークを過ごしていたんでしょうか。
「とにかくレースウィークでは、あまりやることがないというのが多かったし。暇だったっていうのはかなりありますけど。
レースウィーク後には、特にフィジカル面だったり、去年までのレースで持っていた感覚というのを失わないように。シミュレーターを使ったりしました。
チームも4回ほどF1のテストを用意してくれたので、そういった4日間の中で、できるだけいろんなことを試して、自分のセンサーだったり、感覚が狂ってないかというのを確かめながら、いつでも機会があれば、準備が整えられるようにしていました」
――オランダからの緊急参戦というのが決まって、オランダ、そして、イタリア・モンツァと走行してみて、具体的に去年との違いはどのようなところに感じていますか。
「車ではエネルギーのデプロイ(※減速時に回収したエネルギーを放出すること)だったり、チャージだったり、そこが大きく違います。
あとは特にレースの中でのブースト。どこでエネルギーを使って、エンジンをスピードアップさせて、どこで前の車を抜きに行ったりとか。その抜きに行った分をチャージしなくちゃいけないので、どこでチャージしたりとか。
そういった部分は普段よりも忙しく、計画的に使わないといけないところがあるかなと思います」
――新しいマシンでの走行というところで、角田選手自身がアジャストしやすい部分は特にどんなところ?
「アジャストしやすい部分は、特に4年間育ったチームであるVCARB(※レーシングブルズ)で乗れているというのは、すごく大きいかなと思います。
ほとんどのメカニックやエンジニア、全員知っていて会話できているので、そういったところも途中参戦でいろんなことが忙しくなりやすいのを、ストレスフルになりやすいところを、逆に安心して臨んでいるので、そこは結構大きいかなと思います」
――改めてオランダでの参戦が決まった時の気持ちっていうのはどんな気持ちでしたか。
「特に失うものもないし。とにかく楽しみたいっていうのが大きかったですね。
オランダまでずっとスクリーンで、エンジニアガレージから(レースを)見ていて、すごくフラストレーションでもないですけど、乗りたい気持ちがレースごとにどんどん膨らんでたので。
せっかくこのいただいた機会を、もちろん真剣に行くんですが、変にストレス抱えて、自分でプレッシャーかけていくというよりは、楽しんでいきたいな、ということしか考えてなかったですね」
――モチベーションの部分が変わってきた?
「モチベーションというよりは、車の走っている時とか、難しい場面があったり、サーキットの中でもプラン以上にいかないことも多くなるので。ストレスじゃなくて、そういったところもある意味F1のレースする部分の一つでもあるので。そういった部分もレースウィークだから起こること。楽しんでいきたいなと思ってましたね」
――今年のマシンは適用するのが難しいと感じているところはありますか。
「特にデプロイメントですかね。予選での一周は100%のバッテリーで全部使い切りたい。そういった100%バッテリーをスタートラインまでどういうふうに持っていくかというのは、すごくラップタイムに影響するし、重要ですし。それは、ピットを出てスタートラインまで行くまでの周がすごく重要になってくる。
エネルギーのバッテリーの部分も考えなくちゃいけないというのは、いつも以上に考えることが多くなったかなと思います」
――昨シーズンまでと今シーズンとではレースへの向き合い方や考え方は変わった?
「いや変わらないですね。いつも以上に楽しんだだけですね」
――日本のファンは角田選手の参戦を本当に心待ちにしていた。改めて日本のファンの後押しというのは力になりますか。
「それはかなりありますね。しかも、走ってない時に、僕の復帰を待ち望んでいる方々の声も多かったので、その分、出たい気持ちもあって。つらい部分もありましたけど。
今回は走れて、僕も楽しんでます。皆さんも楽しんでもらえたら嬉しいかなと思うので。
出られてるうちに、みんなで一緒にどんどん楽しんでいけたらなと思います」
――それでは、最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
「フジテレビをご覧の皆さん、角田裕毅です。いつも応援ありがとうございます。
結構楽しんで走れていて、チームとも馴染んで、毎戦、毎戦いい結果だったり、早く走れているので、皆さんとも、今週も楽しんで。もちろんポイントを目指していきたいので、ぜひ応援よろしくお願い致します」
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