八代市では熊本地震で井戸が被災し、多くの世帯が現在も『断水』に苦しんでいます。国や県、八代市などでつくる「井戸水対応チーム」が8日、井戸の洗浄作業を報道陣に公開しました。
【有田 和令 記者】
「現在、こちらの民家では井戸につまった土砂を取り除く、洗浄作業が行われています。井戸からの水は白く濁り、土砂が混じっています」
八代市では地震によって、井戸の水が出なくなったり、濁ったりするなど、約4500戸に影響が出ています。国や県、八代市、全国さく井(せい)協会でつくる「井戸水対応チーム」が現在、復旧に向け、井戸の不具合の原因を調べています。
8日は、八代市中北町にある民家で行っている井戸の洗浄作業を報道陣に公開しました。
この井戸では「水が濁り、出ない時がある」ということで、全国さく井協会のメンバーが井戸に圧縮空気を送り、水と土砂を排出する〈エアーリフト工法〉で井戸の内部を洗浄しました。
【全国さく井協会 九州支部 高木 雅之 理事】※「高」は「はしごだか」
「少しは透明になってきているが、少し濁り水が出ている。少し臭いがするでしょう。地層から土砂が流入すると、臭いがする」
現場の井戸は地中の配管が破れ、そこから土砂が流入している可能性が高いといいます。
熊本県によりますと、今回の現場を含む八代市を流れる前川の南側の地域では、300戸について、調査を実施。9月5日時点、井戸の洗浄によって、井戸水が使えるようになったのは、わずか30戸ほどだということです。
【全国さく井協会 九州支部 高木 雅之 理事】
「水で苦労されている人をいっぱい見てきているので、家主さんと同じ気持ちで、水が出るように早く復旧してあげたいと思っている」
