大分県内はダムの貯水率が低下していて、27日中津市の耶馬渓ダムは30%を下回りました。取水制限が行われる中、学校ではプールの授業を一旦見合わせています。
貯水率が低下している中津市の耶馬渓ダム。
市は40%を下回った8月23日から取水制限を行っていますが低下は止まらず27日午後4時の時点で30%を下回りました。
こうした状況について奥塚市長は27日の定例会見で改めて危機感を示しました。
◆中津市 奥塚市長
「平成10年(1998年)の時が貯水率が24.6パーセントでこれが過去最低で現在が30%なのでそこに近づく可能性がある」
水不足の影響は教育現場にも及んでいます。
◆TOS渡辺一平記者
「中津市内にある中学校のプールです。こちらでは2学期にプールの授業を予定していましたが水を入れる作業を中止していることから水位が半分以下となっています」
中津市教育委員会によりますと2026年度、暑さ対策などを理由に2つの中学校が2学期にプールの授業を行う予定でした。
しかし取水制限が出されていることを受け解除されない限りは実施を見合わせるということです。
◆中津市教委 奥久和俊教育部長
「水を大量に使うようなプールの授業はなかなか実施するのは難しい状況にあるかなと考えた上での判断。取水制限や自主制限などの制限が解除になれば、すぐにでも水泳の授業を再開したい」
また市はダムの貯水率が下がり続ければ、水圧を下げて蛇口から出る水の出る量を減らす「減圧給水」を検討するとしています。
その場合、市内に給水ポイントを設置することにしていてすでに4か所にタンクを設置しています。
◆中津市 奥塚市長
「注意深くしっかり見ていって最悪の場合に備えなければいけない、そういう状況だと思っている」
市によりますとこのまま雨が降らないと耶馬渓ダムの貯水率は9月1日ごろに20%を切り、11日ごろには0%になる見込みだということです。市は改めて節水への協力を呼びかけています。
今後の予想天気図を見ていくと27日北陸地方などで大雨をもたらした秋雨前線が来週にかけて、やや南下し、九州の北側で停滞する予想です。
県内も雲が広がってすっきりしない空模様が続き、雨が降る日もありそうです。ただ、ダムの貯水率が大幅に回復するほどのまとまった雨は予想されていません。
さらに、27日発表された最新の1か月予報を見るとこの先も晴れの日が多く、降水量は平年並みか少ない予想です。
もうしばらく、水の管理などに注意が必要な状況が続きそうです。
