「レベル5大雨特別警報」が出ていた石川、富山、そして関東の雨の今後の見通しなどを矢澤剛気象予報士と見ていきます。
富山の午後4時30分現在の様子を見ると、雨が少し降っているようですが、非常に強い雨というわけではなさそうです。
この時間も特に富山県内などは雨雲がかかっていますが、一時的に小康状態となっています。
ただ、雨が引いたとしても場所によっては冠水などがあるので注意していただきたいと思います。
続いて横浜の情報カメラの様子を見ると、非常に暗く全体にかすんでいるように見えるので、今も雨が降っているようです。雲も低く垂れ込めています。
今、神奈川県内は東西に発達した雨雲がかかっていて、土砂降りの雨、激しい雷雨となっているところもあるので注意が必要です。
――石川、富山などに未明からかかり続けている雨雲は、現在どういう状況?
この時間は一時的に小康状態となっていますが、西のほうに発達した雨雲が控えています。雨雲は西から東へ移動していくので、このあと強まりそうです。
この雨の原因となっているのが秋雨前線で、前線のすぐ南側は大雨になりやすいです。
特に前線から50km以内は一番注意が必要なのですが、この前線が27日は次第に南下してきました。
それに伴い、雨のエリアも少しずつ南へ下がりました。この前線が上がったり下がったりすることで、雨の強いエリアが変わってくるので注意が必要です。
――今後、秋雨前線はどの辺りを移動する予想?
今後もしばらくは北陸から関東付近に停滞する予想で、28日にかけて一時的に北上し、29日にかけて下がったりと上下を繰り返す予想です。
この先の雨雲の動きを見ていきます。
夜になると再び雨が強まってきます。
特に、夜遅くになると北陸もまた活発な雨雲が入るのですが、秋田県内など東北の日本海側も雨が強まりそうです。
1時間に予想される雨の量が60mmと、東北ではなかなか見ない数字も出てきました。
続いて関東に注目して見ていきたいと思います。
28日の明け方ごろ、関東なども雨雲がかかってきますし、北陸、そして甲信地方などにも発達した雨雲がかかり、北海道でも大雨になる恐れが出てきています。
――関東にかかっている雨雲というのも秋雨前線が影響している?
そうです。前線が28日の明け方ごろにかけて停滞しそうです。
28日の通勤・通学時間帯は、東京都心なども含めて関東は土砂降りの雨となる恐れも出てきていますし、北陸、それから北海道の東部でも場所によっては雨が強まりそうです。
さらにこのあと、28日の昼にかけて強い雨が降ったりやんだりと大気が不安定な状況が続きますし、近畿地方など西日本でも雨が強まるところが出てきそうです。
全国的に大雨に警戒が必要となりそうです。
――千葉の豪雨から大雨が続いているが、どういった点に注意して過ごしていけばいい?
特に、地盤が緩んでいる恐れもあるので、土砂災害に警戒が必要です。
このあと関東でも雨が強まってきますので、低い土地の浸水などに警戒が必要ですね。
アンダーパスなどはなるべく通らないように、避けるようにしていただければと思います。
そして、28日は関東でも通勤・通学の時間帯とかぶるということで、状況によっては通勤時間をずらしたり、なるべく家でお仕事できる方は午前中だけでも家でするなど考えたほうがよさそうですね。
――特別警報が今は解除されてますが、全国的に見てまた特別警報がどこかで発表される可能性はある?
28日にかけてまた27日夜のような大雨になる可能性も出てきていますので、可能性はゼロではないかなと思っています。
これから暗くなる時間帯に警報が発表される恐れもあります。
大雨の警報が発表される可能性を示した早期注意情報の図(27日夜までの予想)を見ると、濃いピンクのところが発表される可能性が高い地域で、秋田、山形、富山、石川がこれに当たります。
その他の地域も可能性が「中」ということで、多くの範囲で予想されています。
続いて、28日朝にかけても特に北海道から近畿にかけて多くの地域で予想されています。
さらに28日の日中にかけても、特に北陸の石川や富山、新潟県内も可能性が高くなっていますので、28日いっぱい警戒が必要となりそうです。
これから暗くなる時間帯を迎えます。
「レベル5大雨特別警報」が出ていた地域は「レベル3大雨警報」に切り替わりました。
現在は小康状態だということですが、27日夜から再び大雨の恐れがあります。
暗くなる前に安全を確保したうえでの避難や備えというところが必要です。
このあとも最大限の警戒をお願いします。
