8月23日未明に首都圏を襲った震度5弱の地震では多くのケガ人が出ました。震源や南海トラフ地震への影響を専門家に聞きました。
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
きのうの深夜に起きた地震は、太平洋プレートとフィリピン海プレートがちょうど潜り合い、こすれ合う場所。フィリピン海プレートも自ら動いていて、太平洋プレートもさらに速いスピードで動いていて、その境界でこすれ合っている場所。常に小さい地震が起きている場所
震源の深さが70kmと深かったため、広い範囲で震度5弱を観測しましたが、深い震源は功を奏したとも話します。
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
深い場所だったからこそ、それほど大きな振動にならなかった。浅い場所で起きると、大きな揺れを観測したかもしれない
気になるのはプレート境界面で想定される南海トラフ巨大地震に影響があるかどうかです。
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
南海トラフのプレート境界とは違ったもの。この程度の地震で直接の影響があるとは考えづらい
今回の地震で列車の運行に影響が出た他、水道管の破損するなどの事態はあったものの大きな被害はありませんでした。
ただ、東京都内ではエレベーターへの閉じ込めが6件、ドアが開かなくなる閉じ込めが8件確認されています。
さらに、「ベッドから転落する」「階段で転倒する」などして45人がケガをしています。
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
深夜は多くの人が寝静まっている時間帯。そうした状況でそれほど大きな被害はなかったが、びっくりしてケガをした人もいる
2026年、最大震度5弱以上の地震が全国ですでに20回観測され、例年以上に多くなっています。
静岡県内で地震対策を聞いてみると。
女性:
(背の)高いものをベッドの周りには置かないようにはしてはいますが、家具の固定はあまりしていない
男性:
飲料水は用意しています。あとリュックの中に必要なもの、乾パンみたいなものは用意している
女性:
ベッド脇に防災グッズのリュックがまとめてあり、スニーカーも置いてある
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
寝てるときは無防備。倒れてくる重たいものが本当に身の回りにないかどうか、もし(重たいものが)あるのであれば、別の場所に動かす。そういったことを日頃から心がけていただければ
昼夜関係なく襲ってくる地震。
備えについて、家族や地域で確認しておくことが必要です。
