ベトナム戦争報道などで知られる長野県諏訪市の写真家、石川文洋さんが、8月23日、茅野市の病院で亡くなりました。88歳でした。
石川文洋さん(2023年10月取材):
「この場面を、私がシャッターを押しておかなければ、永遠に消えてしまう」
石川さんは、1938年、沖縄県那覇市生まれ。
1965年から4年間、ベトナム戦争の従軍カメラマンとして活動しました。
戦闘の最前線で、アメリカ軍の攻撃や、戦闘に巻き込まれて犠牲になる住民の姿を写真に収め、発信しました。
石川さんは55歳の時に諏訪市に移住し、近年は、自分の体験を伝える活動に力を入れていました。
3年前に訪れた中学校では、死と隣り合わせの戦場で見てきた光景を、生徒たちに伝えていました。
講演する石川文洋さん(2023年):
「村を包囲して、攻撃します。逃げ遅れたお母さんが傷ついて子供たちが嘆いています。子供が傷ついて親が嘆く、弟が傷ついて兄弟が泣く、もういっぱいです。写真を見ながら、ウクライナの現在の戦争と重ね合わせてください。同じことが起こっています。戦争はみんな同じです」
石川文洋さん:
「戦争になれば、そういう状態になるということを言います。だから戦争になる前に戦争を止めなければいけない」
石川さんは、23日、悪性リンパ腫のため、茅野市の病院で88歳で亡くなりました。
なお、11月下旬から、石川さんのドキュメンタリー映画が全国公開される予定です。
