岩手県盛岡市は、8月24日に開かれた市議会全員協議会で、盛岡市立病院の病床数を2027年度に現行の268床から194床に減らす方針を示しました。
盛岡市立病院では現在268の病床がありますが、その稼働率は、120床ある一般病床で60%台、80床ある精神科病床で30%程度にとどまっています。
盛岡市立病院では、コロナ禍以降の受診控えによる患者数の低迷、人件費や資材の高騰などにより、2025年度の決算は約8億円の赤字となる見通しで、赤字決算は3年連続となります。
こうした状況を踏まえ、市は8月24日の市議会全員協議会で、2027年度から一般24床、精神科50床のあわせて74床を減らし、全部で194床とする方針を説明しました。
また市では200床未満にすることで国の補助金や診療報酬の加算を受けられるとしています。
議員からは、「減らしすぎではないか」との声も出されましたが、市は、「赤字の垂れ流しは市民の理解を得られない」として、年内に病床数削減を反映した条例改正案を議会に提出する方針です。
また、市は8月24日、2027年度以降5年間の市の財政見通しを示しました。
収支は年間で約7億円から27億円の不足となり、2031年度には市の貯金に当たる財政調整基金の残高が約22億円と、適正な残高の目安の60億円を大きく下回るということで、改善の取り組みを続ける方針です。
