多くの買い物客が熱心に品定め。
ここは食料品を扱う埼玉・入間市のアウトレットショップです。
新潟県産のブランド米が3000円台。
2リットル入りの天然水が59円と、何から何まで超特価。
中でも目玉コーナーとなっているのが、全品7割引き以上というアウトレット冷食コーナー。
カニクリームコロッケを手にした買い物客は「(Q.なぜ買った?)簡単でしょ、こんなの自分で一から作ったらお金もかかるし時間もかかる」と話しました。
物価高が続く中、手軽で安く時短にもなる冷凍食品の消費量は右肩上がりに。
しかし今、その冷凍食品に値上げの波が押し寄せています。
ニップンは9月1日から、家庭用冷凍食品の約7割に当たる45品目を7%から15%値上げすると発表しました。
大きな要因は中東情勢悪化の長期化。
原油価格が高騰したことを受け、包装資材の仕入れ値の他、肉や油などの原材料輸送費などが上昇したとしています。
加えて大手メーカー各社が次々と値上げを発表する事態となっています。
冷凍食品の値上げが相次ぐ中で、アウトレット冷食への注目度は上昇中です。
電子レンジでチンするだけで香ばしい本場のチャーハンが味わえる1kgパックは、通常2807円が78%オフの599円。
焼きギョーザが約40個入った800gの大容量パックは270円と格安です。
おにぎりは12個で746円。
さらに愛犬用の冷凍ドッグフードも激安です。
39OUTLET・石井彩子さん:
大手ECサイトから大量に仕入れることで“コスト削減”ができる。
さまざまなコスト削減策で激安価格を維持、それがアウトレット冷食です。
中東情勢を巡っては、アメリカとイランが戦闘終結に向けた覚書に合意。
アメリカ中央軍はイランに対する海上封鎖を全面解除したと発表しました。
そうした展開を受け、冷凍食品の価格は今後どうなっていくのでしょうか。
第一ライフ資産運用経済研究所 首席エコノミスト・永濱利廣さん:
人件費も材料費も燃料費も全て価格が上がっていく世の中になっている。仮にホルムズ海峡の物流が正常化しても、冷凍食品がすぐに値下がりする可能性は極めて低いと思います。
