福島第一原子力発電所では、2026年5月28日に原発の構内、北西側にあるモニタリングポストの1つで、放射線が上昇したことを示す警報が発生した。3週間後の6月18日にも2度にわたり同じ警報が発生し、3回とも数分以内に解消している。

いずれの警報も「周辺環境の放射線と比較し、1時間あたり1マイクロシーベルト以上の上昇」を示すもので、東京電力は「ほかのモニタリングポスト等にも有意な変動がなく、近傍で線量を変動させる作業が行われていない」などとして、発生の原因を「一時的な電気的ノイズ等の影響」と判断した。

モニタリングポストに影響を与える「電気的ノイズ」とは何なのか。

そもそも「モニタリングポスト」は、検知した放射線を電気信号に変えてデータを送っている。その伝送過程で余分な電気信号を受け取ってしまうと誤ったデータが送信されてしまうが、これを発生させるのが「電気的ノイズ」になる。
雷や雨のあとに静電気が発生することで「電気的ノイズ」が引き起こされることもある。

一方、「電気的ノイズ」以外にも、機器内のケーブル等の接触不良でデータの伝送に不具合が生じることもある。

東京電力は警報の原因を「一時的な電気的ノイズ等の影響」と判断したが、現時点では「ノイズが原因とは断定しておらず、様々な可能性を含め調査中」としている。

福島テレビ
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