19日投開票が行われた鹿児島・姶良市長選挙は新人で元県議の米丸麻希子さんが当選し、県内で初めて女性の首長が誕生することになりました。
有権者は今回の結果をどう受け止めたのでしょうか?姶良市や鹿児島市で聞きました。
姶良市民(女性)
「市民のみんなのために働いてもらいたいです」
「子どもが多いので金銭的な面とか医療費とか負担が減ったらうれしい。男性よりは気持ちが分かってくれるかな」
「良いじゃないですか。高市総理も女性だし。だから良かったと思います」
「子ども連れの飲食店で『子どもは遠慮してください』という話を聞いて、(社会が)子どもの子育ての部分も分かってほしいという部分もある」
姶良市民(男性)
「目線が(男性と)違うと思うので期待したいです。他の所にも影響が大きいと思いますがあとはどういう仕事をしてくれるかだと思います」
鹿児島市でも様々な意見が聞かれました。
50代男性
「一般の会社って女性の上司例えば社長、経営の方はたくさんいるのでそれがなんで市長さんだといないのか、逆に疑問。遅かったのかなぁという印象」
30代男性・子育て中
「新しい風が鹿児島に吹いてくるような気がする。もうちょっと女性が社会で働きやすくなればうれしい。奥さんのことを考えると」
10代女性
「子供を産んで育てやすい姶良市がそういう市になったら鹿児島の中で移住したい人が増えていくのかなと思う」
一方、専門家は今回の選挙をどう見たのか、政治学が専門の鹿児島大学藤村一郎准教授は、米丸さんが勝利した要因をこう分析します。
鹿児島大学・藤村一郎准教授(政治学)
「SNSの活用は米丸さんがうまい、というか多い。鹿児島県の中でも姶良市は『住みたいごこちナンバー1』で若い人が多い。米丸さんのSNSでの活動は因果関係があるので、ある程度うまくいったのでは」
鹿児島県では2025年7月の参院選で、尾辻朋実さんが県内選出として初の女性国会議員となりました。また2025年10月には高市早苗総理が誕生していて、藤村准教授は、県内初の女性首長誕生は、政治の世界で女性が活躍する現在の流れも影響していると分析します。
鹿児島大学(政治学)・藤村一郎准教授
「“おじさんがダメ”と言っているだけではないが、“おじさんだけでもダメ”という考え方に有権者の意識が移り始めていて、女性目線で主婦や働く女性とか子育てとかについての配慮が“おじさん”に比べるとあるのでは?と期待がある」
その上で、藤村准教授は米丸さんへの期待と課題を口にします。
鹿児島大学・藤村一郎准教授(政治学)
「米丸さんはとてもポジティブで夢のあることを言うし、そこを評価して投票した人がある程度いると思うが、政策の実体化・具現化がひとつ課題とみている」