全国150種の中華まんに行列

寒い冬に恋しくなる中華まん。最近、意外な食べ方が注目されているのをご存じだろうか?

埼玉県越谷市のイオンレイクタウンで2月3日まで開催された「中華まん博覧会2020」では、宇治抹茶をたっぷり使ったスイーツ系の中華まん(税込300円)や…

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沖縄のブランド豚・紅あぐー豚と、名産品のもずくが入ったご当地中華まん(税込400円)など、日本全国から150種類以上もの中華まんが集結。

今回の「スゴ撮」は、「一番人気の中華まん」と今話題の「噂の中華まん」を調査する。

バラエティ豊かなご当地中華まん&幻の豚まん

井上清華アナウンサー:
熱々の中華まんを食べられる『あたため販売コーナー』と、お持ち帰りを買うことができる冷凍の『お土産販売コーナー』があります

このイベントが人気なのは、ご当地の中華まんが勢揃いしているから。

こちらは広島県の「かきグラまん」(税込420円)。ホワイトソースにぷりぷりの牡蠣が入っている。

静岡県からは、濃厚な味わいの「キンメの煮付まん」(税込420円)。

山形県からは、米沢牛と里芋を醤油だれで煮込んだ「米沢牛いも煮まん」(税込540円)が登場。

定番だって負けていない。売り切れになるほど人気になっていたのは、幻と呼ばれた岡山県の「山珍の豚まん」(税込500円)。他の中華まんに比べ、よりボリュームのあるふっくらとしたフォルムをしている。

その中身はどうなっているのか?豚まんを割って撮影すると…
もちもちでふっくらした生地の中には、たっぷりの具が入っている。真ん中にうずらの卵、肉汁のツヤに照らされながら、豚肉やタマネギ、キャベツなどがたっぷりと入っているのがわかる。
角度を変えて見てみると、2cmほどの厚さのある豚の角煮も顔を出した。味付けはまろやかなしょう油ベースとなっている。

スープやカレーに肉まんをイン!アレンジ中華まん続々

そんな中、ひときわ目立つブースを発見。看板には「噂の中華まん」と書かれている。一体どんな中華まんなのか?

ご当地グルメ研究会 代表取締役 松本学さん:
最近はやっているのが、中華まんのさまざまなアレンジなんですね

例えば、ホワイトクリームに肉まんを乗せた「クラムチャウダー肉まん」(税込680円)や…

ミネストローネに肉まんを入れ、スープの酸味と肉まんのうまみを楽しむ「ミネストローネ肉まん」(税込680円)。

ご飯のかわりに肉まんを入れた「カレースープ肉まん」(税込680円)といった中華まんをアレンジしたものが人気を集めている。

話題の「焼き肉まん」その作り方は?

さらに、みなさんのお目当ては他にもあるようで…

男性:
焼き肉まんというものなんですけど

女性:
すごい焼きたてのパンみたいなにおいがして、バターの風味もして

この丸いおやきの形をしたのが「焼き肉まん」(税込400円)。肉まんを焼きながらプレスした一品だ。

そのお味は?

井上清華アナウンサー:
んん~表面がサクッとしていて、とっても香ばしいです!肉まん本来のふんわり感もしっかり残っています。肉まんのおいしさそのままに、また別のものを食べているような感覚です

今、自分で作ったこの「焼き肉まん」の画像をSNSに投稿する人が増えている。家庭でどうやって作っているのか、自宅で焼き肉まんを作り、SNSにもアップしているという小浦由希夫さんのお宅を訪れ、見せていただいた。

小浦由希夫さん:
子供たちも食べたいと言っていたので、それで作ってみた感じですね

小浦由希夫さんのSNSより
小浦由希夫さんのSNSより

小浦さんが使用するのはホットサンドメーカー。中央にバターを適量広げ、その上に冷蔵タイプの肉まんをそのまま乗せたら、さらに上にから追いバター。それをホットサンドメーカーでプレスする。

小浦由希夫さん:
結構焦げやすいので火は弱めにして、あとは待つだけです

途中でひっくり返し、両面をおよそ2~3分ずつ焼けば完成だ。

では、どのような仕上がりになっているのか?ホットサンドメーカーを開くと、香ばしい焼き上がりの焼き肉まんが現れた。

生地が黄色くなっているのは、バターがしっかりと染み込んでいる証。そして、その断面は生地が薄くなり、具材がプレスされたことで凝縮されている。サクッと焼き上がった生地と、うまみたっぷりの具がぎっしりと広がった焼き肉まんとなっている。

また、小浦さんは肉まんにチーズを入れて「焼きチーズ肉まん」にもアレンジ。

井上清華アナウンサー:
どう?

次男・健伸くん:
熱っ!チーズがとろとろしてておいしい。

井村屋直伝「焼きあんまん」&「焼き肉まん」レシピ!

「焼き中華まん」の広がりは肉まんだけでなく、あんまんにも広がっている。

1月24日には、「ノザキのコンビーフ」を販売する食品メーカーが、焼きあんまんを絶賛するツイートを投稿。

作り方は、焼き肉まんと同じようにホットサンドメーカーを使ってバターで焼くだけ。表面はサクっと、バターの塩気とあんこの甘さが絶妙にマッチする。

この「焼き中華まん」のブームに、中華まんを販売する井村屋は…

――肉まん、あんまんを潰してしまって大丈夫ですか?

井村屋 商品営業企画部 花澤麿弓子さん:
大丈夫です!おいしく楽しく食べていただければ

そんな井村屋から、ホットサンドメーカーがなくてもできる「焼きあんまん」の作り方を教えてもらった。

まず、中火で熱したフライパンでバターを溶かし、その上にレンジで温めたあんまんを乗せる。フライ返しを使ってあんまんを押しつぶし、2分ほど焼いたらひっくり返して、またプッシュ。1分ほど加熱すれば完成だ。

井村屋直伝の「焼きあんまん」
井村屋直伝の「焼きあんまん」

ちなみに、井村屋のおすすめは「つぶあん」とのこと。

また、他のアレンジレシピとして、肉まんをごま油で両面焼いて、仕上げにネギと白ごまをトッピングし、ラー油を垂らすとおいしく食べられるという情報も。

みなさんも試してみてはいかが?

(「めざましテレビ」『スゴ撮』2月3日放送分より)