“福を呼ぶ”と評判の看板犬 凄惨な「多頭飼育崩壊」現場から生き延びたイヌだった【長崎発】

カテゴリ:国内

  • 2年半前、多頭飼育が崩壊した現場から救出された小さなイヌ…
  • 新たな家族の元で、人に寄り添う“福を呼ぶ”イヌに
  • 動物管理センターには、このままでは殺処分になるイヌが

飼い主が死亡し、多頭飼育が崩壊…

2016年12月、行政と動物愛護ボランティア団体が長崎市の住宅に足を踏み入れると、部屋の中には数え切れないほどの犬がいた。

ペットが出産を繰り返し増えすぎて世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」。
飼い主は、2週間前に別の場所で孤独死していて、約50匹の犬がエサも水も口にできない状態で過ごしていた。

新たな家族の元、散歩を楽しめるまでに

救出された中にいた、黒い毛の小さな犬。
あれから約2年半…。

新たな家族に巡り合い、今は長崎市の整体院の看板犬として活躍している。
名前は「さくら」(メス 推定7才)。
育ってきた環境の影響もあり臆病だが、おとなしく穏やかな性格だ。

佐世保のトリマーのもとでしばらく人になれる訓練をした後、去年の7月に、整体院のオーナー長田瑞江さんの家にやってきた。

さくらを引き取った長田瑞江さん;
(Q.多頭飼育のイヌを引き取ることに不安はなかった?)
前のモップのこともあったから、そこまでなかった。自然体で。

「モップ」は先代の看板犬。
長崎市の動物管理センターから、殺処分寸前に引き取った犬だった。
ガリガリに痩せて毛も伸び放題だったが、きちんと世話をし愛情をかけて育てると、みちがえるほど変わっていった。

長田さんは、長女が動物愛護のボランティア活動をしていることもあり、不幸な犬を救いたいと話す。

長田さんの三女 荻野あゆさん
優しい性格ですね。つらい経験をしたので人の気持ちに敏感。寄り添ってくれる感じがある。

さくらの今一番の楽しみは…

さくらを引き取った長田瑞江さん;
全身全霊で喜ぶ、散歩いくときは。

家にずっと閉じ込められていたさくらは、最初はなかなか散歩も上手にできなかった。
風の匂いに、川のせせらぎ…今は季節を感じながら散歩を楽しんでいる。

“福を呼ぶ”と評判に!

さくらは、お客さんの間では「福を呼ぶ犬」と言われている。

長田さんの三女 荻野あゆさん
さくらちゃんを触ったり、握手したらいいことがあると言われて。
さくらちゃんの福をおすそわけしようとスタンプを作りました。

さくらは今、色んな楽しみを1つずつ覚えながら幸せな生活を送っている。

一方で、まだ引き取り手が見つからず、動物管理センターに収容されている犬もいる。
動物管理センターや動物愛護団体は、なんとか殺処分せずに新たな飼い主を見つけたいとしている。

(テレビ長崎)

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