TOKYO2020開幕まで1年…新国立競技場が9割完成
2020年東京オリンピック開幕まで1年あまり…
この記事の画像(18枚)陸上競技・サッカーそして開閉会式が行われるメイン会場の新国立競技場の工事が全体の9割まで進み、7月3日に報道陣に公開され、Live News it!でも木村拓也キャスターがさっそく取材してきた。
木村拓也キャスター:
屋根が完成していますね!
木村拓也:
鉄骨と木を組み合わせたハイブリッド構造になっています
1年前に公開された際は多くのクレーンを使って建設中だった屋根が、現在はしっかりと全ての観客席の上を覆っている。
こちらは緑化もされている競技場を囲う外側の屋根。
北側には北海道のスギの木や南側には沖縄のマツの木など47都道府県の木材を使用し、まさにオールジャパンの屋根になっている。
あれっ?観客席の色がバラバラだけど…
競技場内部で木村キャスターが不思議なことに気づいた…
木村拓也キャスター:
観客席の色を見るとまばらです。
観客席は統一感なく、ランダムにバラバラな色合いの椅子が使われている。一体これは…
実は黄緑や濃い茶色など5色のアースカラーを使って森の木漏れ日をイメージ。環境と調和する座席となっているのだ。
更に、暑さ対策として風を送るファンが185台設置されるなど涼しく過ごしやすい会場を目指している。
少し離れたところで木村キャスターが持ったハンカチがひらひら翻るなど、なかなか強力だ。
9割完成…残り1割の未完成部分とは?
既に9割が完成ということで、残る1割の作業について聞いてみた。
木村拓也キャスター:
これから行われる作業は?
新国立競技場 今泉柔剛設置本部長:
フィールドですと、中心部はこれから芝が張られることになります。外周の部分はトラック舗装がこれからされる予定です
気になる聖火台の設置場所はどこに?
着々と進む夢舞台の建設。ところで、大会のシンボルとなる聖火台は一体どこにできるのだろうか?
木村拓也キャスター:
聖火台が見当たりませんが…
新国立競技場 今泉柔剛設置本部長:
聖火台は我々さえもどこに置かれるか聞いておりません。何の情報も頂いておりません
木村拓也キャスター:
気になりますよね?
新国立競技場 今泉柔剛設置本部長:
気になります(笑)
新国立競技場が完成する今年12月21日(土)にはこの夢舞台の新国立競技場でオープニングイベントが行われる予定。6万人規模のチケット抽選が行われるということで、ここでも激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。
取材を終えてみての感想は…
木村拓也アナウンサー:
行ってみてやはり一番の懸案は暑さ対策なのかなと感じましたが、185台の送風機が思ったよりもかなり涼しくて観客席の一番前まで風が届きました。新国立競技場の工期はあと5か月。今からワクワクします。
(「Live News it!」7月3日放送分より)