江戸時代の面影が残る町並みを華やかなひな人形が彩ります。3月3日の「桃の節句」を前に東かがわ市で2月27日から恒例のひなまつりが始まりました。

2025年で23回目を迎えた恒例の「引田ひなまつり」です。風情ある町並みに江戸時代から今に至る様々な年代のひな人形が飾られています。27日は、初日ということもあり県の内外から多くの観光客が訪れ華やかなひな人形の世界を楽しんでいました。

(訪れた人は…)
「すばらしかった。いろいろなおひな様の顔がそれぞれ違っていて、きょう(27日)は天気も良かったので楽しませてもらった」
「春が来た感じで気分が華やいだ。圧倒される展示もあって良かった」

この地域のひな壇は、周りに縁起の良い食べ物などを飾り付けた豪華なもので「引田飾り」と呼ばれています。こちらの引田飾りのひな壇もワケギやハマグリなどの縁起物のほか、市松人形がひな壇を取り囲むように飾られています。

また今回は、東かがわ市が2025年4月に開幕する瀬戸内国際芸術祭の会場に加わったことを受け、香川大学と東京芸術大学の学生が地域の「赤いもの」を集めて制作したひな壇も展示されています。

(ひな壇を見た人は…)
「感性が若者という感じで古いものと新しいものが混在していて、とても面白い」

この引田ひなまつりは、桃の節句に当たる3月3日まで開かれ、期間中、ライトアップや琴の演奏会など様々なイベントも予定されています。

岡山放送
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